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2024年4月の生活と仕事

上の写真は、東京国立市の国立第二小学校から、長野県佐久穂町の私立大日向小学校の校庭にやってきた桜の木です。

国立第二小の校舎建て替えに伴いたくさんの木が伐採される予定であることを知った市民たちが「くにたちみらいの杜プロジェクト」を立ち上げ、国立市と交渉の末にその生命を守った樹木たち。その内の一本が、4月28日にやってきました。

桜の木は全国各地の"里親"の元へと旅立っているのですが、その移植作業を一手に引き受けているのが、造園家で環境再生医の矢野智徳さんと「大地の再生」の皆さんです。

大日向小学校での移植作業の日は、「大地の再生」メンバーの方々が全国各地から集まってくださいました。

まずは学校の周辺をグルっと回りながら、矢野さんが、この土地の大地、特に水脈がどうなっていて、その影響を受けた木々がどういう状態であるかを説明してくださいました(人間の暮らしの安全性を高める目的で行った整備が土中の水や空気の流れを阻害していて、木々にとっては息苦しい状況になってしまっている……というお話でした)。

その後、やってきた桜を植えるのにふさわしい場所を見定め、校舎からも良く見える校庭の端に移植することに。

桜がちゃんと元気に行きていけるようにするには、ただ土を掘って植えるだけではないんですね。木が呼吸できるように空気と水の道をつくる作業をお手伝いしました。

矢野さんがユンボを操り、河のように蛇行する水脈を描く。
桜の根っこが息をできるように、スコップや鍬で掘った穴に竹や枝木、パイプを入れて水と空気が通るようにします。

朝からの作業に疲れて途中離脱してしまったのですが、私も子どももとても稀有な経験をさせてもらいました。

国立は私が学生時代を過ごした思い出の地でもあり、中でも駅から続く桜並木はとても印象てきでした。その国立からやってきた桜。新しい場所でしっかり根付いて、来年は新しい花を咲かせてくれるといいな。とても楽しみです。

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