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レベル1:正確に、誤解されないように書く(3)

「正確に、誤解されないように書く」スキル身につけるために重要な観点は、以下の3つ。

  1. 語順に注意

  2. 盛りすぎない(事実と主観を区別する)

  3. 大事な部分を埋もれさせない(長くしすぎない、簡潔に)

今回は、「3.大事な部分を埋もれさせない(長くしすぎない、簡潔に)」についてお伝えします。

「1.語順に注意」「2.盛りすぎない(事実と主観を区別する)」についてはこちら

正確に伝えよう、魅力をたくさん伝えようという気持ちから、つい文が長くなることがあります。それで大事な部分が埋もれて伝わらなかったら、本末転倒です。


長い上に、最後まで読まないと分からない文

例えば、ボランティア団体の「活動紹介」として以下のような文が提示されたらどうでしょう?

私たちは、浅間・荒船・八ヶ岳・蓼科の雄大な山なみと、千曲の清流、満天の星に抱かれ、豊かな自然や先人の築いた歴史と伝統に育まれた、美しい高原のまちであるA市のかけがえのない風景を守るため、これまで10年にわたって月に1度のゴミ拾いを行っています。

この長い文の中で「活動紹介」としてもっとも重要なのは、冒頭の「私たちは」と文末の「月に1度のゴミ拾いを行っています。」です。以下のように太字にすると分かりやすいでしょう。

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1,172字
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