【開催報告】育休後カフェ®@長野
昨日、長野県諏訪市にて「育休後カフェ®」を開催しました。
長野で初開催
長野では初開催の「育休後カフェ®」です。つまり、私にとっても長野に来てから初の育休後カフェファシリテーターとしての活動でした。
やりたいな〜と思いつつ、移住後の生活に必死だったり来たばかりの土地で参加者を集められるかな〜という不安だったりでなかなか重い腰が上がらず……。そんななか、東京在住で長野に縁のあるファシリテーターである弁護士 古賀礼子さんが力強く巻き込んでくださり、ついに開催にいたりました。
しかも、これまた古賀さんの縁で長野在住のパーソナルコーチである山本麻記さんもジョインしてくれ、さらには「育休後カフェ®」の生みの親である山口理栄さんも東京から駆けつけてくださることになり、千人力!
実は開催1週間前は申込みゼロで「ど、どうしよう……」と胃が痛くなる思いだったのですが、当日フタを開けてみれば会場とオンラインで14名の方が集まってくださり、私達もテンション上がりました!
子どもが小1じゃなくても実りの多かった「小1の壁」の話
集客に苦戦したのは「小1の壁」というテーマ設定もあったかな、と思います。お子さんが小1の方以外には、なかなか関心を持ってもらいづらいですよね。
でも実際には、どんな年齢のお子さんを持つ方でも、それぞれ得るもののある会にできたと思います。
冒頭、山口さんに「小1」の壁についてミニ講座をお願いしていたのですが、“ミニ”と言っては失礼なくらい、勉強になる内容でした。
私が「小1の壁」という言葉でイメージしていたのって、小学校や学童、あとは時短などの配慮をしてくれなくなる会社などのしくみ的なところがほとんどだったのですが、山口さんは壁になりうる要素として以下の7つを挙げられました。
・自分
・仕事
・学校(New!)
・PTA(New!)
・学童(New!)
・地域(New!)
・子ども(Change!)
「New!」というのは未就学のときにはなかった要素です。
そして、私が一番ハッとしたのは「子ども」という要素。これは当然「New!」ではないんだけど「Change!」だと。
子ども自身、保育園時代と小学校に入ってからでは求められることが違うし、何より意志がはっきりしてきて、「学校に行きたくない」「学童に行きたくない」「習い事に行きたくない」といったことも言うようになる。
親としては、「え、今そんなこと言う?」というタイミングだとついつい流してしまいたくなるけれど、そういうときこそ、ちゃんと子どもと向き合うべきなんですよね。
山口さんの「親は子どもの変化に気づいているはず。見ないふりをしないでしっかり対応しよう」という言葉を胸に刻みました。そして、何かあったときや、あるいはそういうことを未然に防ぐために、地域の人や先生やほかの保護者との関わり方が大事だよ、というお話も。
子どもの自立を促すことの難しさ
参加者同士の対話は、会場組とオンライン組と分かれて行い、後でお互いにシェアしました。
私は会場の方々のお話に加わっていたのですが、すごく共感したのが「子どもの自立を願うけれど、ついつい先回りして手を出しちゃうよね」という話。
忙しい毎日だから、子どもが動き出すのを「待つ」がなかなか難しいんですよね。
そんな話をした後、山本麻記さんがコーチの立場で「子どもの心を潰さない声がけ」について話してくれ、やはり先回りして「◯◯しなさい」は子どものやる気を削いでしまうやり方だと再認識。気をつけましょう。
「できたね」の嬉しさを親子で分かち合える方法として、お互いに「◯◯したら、□□する」のルールをつくり、親もちゃんと守ること、というアドバイスも、とても納得がいきました。
地域のつながりを広げる機会に
今回、会場とオンラインのハイブリッド型でオペレーションは大変でした。でも、オンラインもありにすることで県外はもとより長野の中でも「諏訪は遠い…」という方に参加いただけました。さらに、会場もあったことで地元の新聞記者さんが取材に来てくれたり、長野で父親の子育て関連の活動をする方や最近移住してきた方など、面白いつながりもできました。
まだよく知らない土地で参加者を集められるか不安だったと書きましたが、むしろこういうイベントをやった方が地元の知り合いを増やすことができるのだな〜と学びました。
そんなわけで、「育休後カフェ®@長野」をまたやりたいと思います。
▼子どもたちが受付をやってくれました♡
▼一緒に開催した古賀さんの記録
▼私が開催した過去の育休後カフェ®
▼全国の開催情報など