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私のタスク管理ツール遍歴

『日経WOMAN』4月号で取材していただきました。テーマはアプリを使ったタスク管理やスケジュール管理などについて。

編集部の方はこちらの記事を見て、ご連絡くださったそうです。
一児の母にして2つのメディアの編集長。やつづかえりさんに聞く、ITツールを駆使した徹底時間管理術

1年ちょっと前の記事ですが、ここで紹介したものの中にはすでに使っていないものもあるな……、ということで今回の取材を機に、過去のタスク管理ツールのことをつらつらと思いだしてみました。

紙の手帳の時代

私が社会人になった頃はスマートフォンは存在しなかったので、最初は手帳でした。

クオバディス(Quo Vadis)
学生時代、フランス語の勉強やフランス旅行にハマっていた私。彼の地ではクオバディスの手帳があちらこちらで売られているのや、同年代の女の子が飾り気のない黒い表紙のクオバディスを開いてボールペンでガシガシと書き込んでいるのを見かけて憧れ、社会人になってからも何年かは見開き1週間タイプの正方形のクオバディスを愛用していました。

アクションプランナー
イー・ウーマンの経営者佐々木かをりさんの著書を読んで感化され、彼女が開発した「アクションプランナー」を使うように。これもクオバディスと同じ1週間見開きタイプです。
佐々木さんの手帳術の本に影響を受け、会議や外出の予定だけでなく、やるべきタスクなどもどんどん手帳に書き込むようになりました。

ほぼ日手帳
『ほぼ日刊イトイ新聞』のファンになり、「ほぼ日手帳」を使うように。クオバディス、アクションプランナーに比べて1日の書き込み欄がすごく小さくなったので、タスクは付箋に書き出して見開きの右側のメモ欄に貼り付けるようになりました。その週に終わらなかったら付箋を次の週に動かしていく、というやり方です。

デジタルツールの時代

2007年にiPhoneを使うようになってからは、デジタルのTodo管理ツールを使うようになりました。
(紙の手帳「アクションプランナー」と「ほぼ日手帳」の間に、一瞬Palmという電子手帳に移行しようとしたことがあったのですが、入力のしやすさや一覧性などがやっぱり紙の手帳だな、ということでちょっと時期尚早でした。)

Remember The Milk
この頃「GTD」というタスク管理術が流行っていて、私もそのバイブルである『仕事を成し遂げる技術—ストレスなく生産性を発揮する方法』(デビッド・アレン著 原題:Getting Things Done)を読みました。
それで、当時GTD的なタスク管理をするなら、ということで有名だったのがこの「Remember The Milk」だったと思います。

上の画像は、当時のiPhone 3Gで撮ったスクリーンショットです。画面の縦幅が短い感じや、アプリのボタンのデザインなんかも懐かしい……。

タスクシュート(TaskChute)
毎日膨大なタスクに忙殺されていた会社員時代の私は、なんとか仕事を早く終わらせることはできないかともがいていて、「シゴタノ!」というブログメディアをちょくちょく読むように。その管理人の大橋 悦夫さんが開発し、「シゴタノ!」でも紹介されていたのが「タスクシュート」です。
「Remember The Milk」ではできなかったタスクにかかる時間の見積もりと、タスクの実行順を管理できるのが良かったです。
ただ、Excelで作られたツールだったのでiPhone上で使うことはできず、しばらく「Remember The Milk」と「タスクシュート」と二重にタスクを登録していました。

Toodledo
「Remember The Milk」と「タスクシュート」の二重管理はイマイチだな、と思っていたところ、タスクシュート的な使い方ができるツールとして見つけたのが「Toodledo」でした。

Nozbe
「Toodledo」は2年ほど愛用し続けていたのですが、あるきっかけで「Nozbe」に乗り換えることに。
そのきっかけというのは、ごく小規模な勉強会でNozbe創設者のマイケル・スリウィンスキのお話を聞く機会があって、彼がとてもナイスガイだったので応援したくなったからです!
それと、この頃は会社を辞めてフリーランスになっていて、1日のタスクの量が以前ほど多くなかったため、「各タスクの所要時間を見積もって1日にできるタスク量を検討する」というようなタスクシュート的な機能が不要になっていたということもあります。

Todoist
「Nozbe」は最も長く使い続けたタスク管理ツールで、冒頭に紹介したSoloproの記事にも登場するのですが、昨年末から今年にかけて「Todoist」に乗り換えました。
理由は、「Nozbe」の動作が時々おかしいことがあったから。「いつかやる」みたいな感じで、かなり長いこと登録しっぱなしのタスクが溜まっていたのですが、それがあるときごっそり表示されなくなったりすることがありました。
それと「最近Todoistを使っている人が多いな」という感触もあり、そろそろ新しいツールを試してみるか……、と触ってみたところ、なかなか良い感じなのでこちらを使うようになりました。そんなわけで、『日経WOMAN』4月号ではかなり「Todoist」推しになってます。

「Nozbe」に比べるとデザインが今風です。新しいものを使い始めるということ自体にワクワクしてやる気が出たりするので、マンネリ感があるときはツールを変えてみる、というのも良いですね。

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