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レベル2:スラスラと読める文を書く(2)

前回から、「書くことが仕事じゃない人のための、活動の魅力が伝わるライティング講座」のレベル2に入りました。

今回は以下の5つのポイントの「2.語順に注意」について解説します。

  1.  文中の"間違い"に注意

  2.  語順に注意

  3.  読点を効果的に使う

  4. 漢字・ひらがな・カタカナを効果的に使う

  5.  文の長さと順番を工夫する


語順で変わる読みやすさ

「語順に注意」という話は、レベル1の最初にも出てきました。そのときは、同じ語を使っていても、それをどう並べるかによって文の意味が変わったり、読む人によって異なる解釈が生まれたりするので要注意、という内容でした。

レベル1「正確に、誤解されないように書く」をマスターしたという前提で、レベル2では「読みやすさを意識した語順」について考えてみましょう。

例えば次の2つの文は、使っている言葉は同じ。語順は違っても伝わる意味は変わりません。より読みやすいのはどちらでしょうか?
※語順の違いによる変化が分かりやすいように、あえて読点(、)は打っていません。

A.私は明日はたぶん大雨になるのではないかと思った。
B.明日はたぶん大雨になるのではないかと私は思った。

多くの方は、Bの方がなんとなく読みやすいと感じるのではないでしょうか。

次の文はどうでしょう?

C.大好きな人にみっともない姿をさらしてしまった私は消えてしまいたいと思った。
D.消えてしまいたいと大好きな人にみっともない姿をさらしてしまった私は思った。

今度はCの方が読みやすいと感じる方が多いと思います。

AよりもBが、DよりもCが読みやすく感じるのには理由があります。

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