嫁VS姑&小姑100年戦争⑧
本編⑤~さて、毎日の5人の食卓だが、はじめ、姑は私と夫の間に陣取り、二人を並ばせなかった。姑と私の間には炊飯ジャーを置いたが、まだ46歳と若いのに、絶対自分でご飯をよそわなかった。空になった茶碗を私に差し出してよそえと言うのだ。ご飯だけでも4杯食べるから4回に、おかずのお代わりが二回。大舅や大姑も2回ずつで、夫もそれ以上に食べていたから、お代わりをよそってばかりで、私は最後に一人でゆっくり食べるのだった。
姑は食器を台所の洗い場まで下げるのは手伝ったが、あとは私が一人で洗って片付けていた。翌日のお米もしかけて、やっと帰れると思ったら、姑が夫に話しかけてなかなか帰られないことも多かった。
大舅は楽しいおじいさんに見えたが、
割にクセのある人だった。隣の隣とは仲が悪いから、行かんでもいいとか、私達二人を呼び、あんたらは長男じゃけ、弟や妹の面倒を一生見んといけんみたいなことを説いた。
私は聞きながら、明治(時代)か!と心の中でツッコンでいた。
でも、おじいさんの唯一良かった所は、「◯ちゃん(姑)、あんたはこっちへ座って、◯ちゃん(夫)と◯ちゃん(私)を並んで座らせちゃれー。」と言った。
それで、姑がブツブツ言いながらもしぶしぶ席を譲り、やっと夫の隣に座れたのだ。
やっぱり新婚時代は隣におりたいもので、とても嬉しかったのを思い出す。~つづく~