嫁VS姑&小姑100年戦争④
本編①~そんな封建的な姑と同居はできないと思い、住まいは近居別居にした。
しかし、新婚旅行から帰って少しして、入退院を繰り返していた義父が亡くなった。
すると、夫の祖母つまり大姑が、寂しいから一緒にご飯を食べてくれと言い、毎日ご飯支度に通うこととなった。
しかし、このお金で支度してくれということはまるでなく、私達の自腹だった。
夫は当時、別の会社で働いており、17時半に帰り、20時まで自営業の仕事をしていた。姑も私達の結婚と同時に自営業を手伝っていた。
なので、一緒に夕飯を囲み、片付けて次の日の米をしかけて近居へ帰るのはいつも22時以降だった。日祝はもちろん自営業の仕事で、遅い時は24時になるようなそんな生活が続いた。
夫の弟はすでに他県へ出ており、妹も就職して県内の寮に入っていたが、2週に1度金曜日に帰省していた。なので、普段は大舅、大姑、姑、私達の5人の食卓であった。あとで知ったが、姑と大舅は仲が悪く、3人だとケンカするからと大姑から聞かされた。
とにかくよく働く夫ではあったが、日祝日がない生活はその後5年も続いた。
夫が会社を辞めて、自営業に専念するまでの自営業での給料は全くもらえず、私も決算の手伝いをしたり、現場に出ることもあったが、もちろん給料なし。まさに婚家へ心から尽くしていた。
なのに、姑から「家を出て暮らすもんは大変なんじゃ。あんたらは楽なもんじゃ。」と言われ、さすがの私もこの人の判断力はどうなっているのだろうとだんだん不満がたまっていった。~つづく~