【妊夫日記1103】旅立ちの準備
今日から海外出張で一週間ほど留守にする。長期間居ないことも、それが海外であるとゆうことも、けっけが一歳になる前以来なので、6年ぶりくらい。そして子どもらにとっては初めてのことになる。実家が隣で手が借りられるので、そんなに心配はしてないのだけど、彼らは日々をどんなふうに感じて過ごすのかしらね。
中高山岳部で山には親しんでいたとはいえ、そして深夜特急や星野道夫さんに憧れていたにもかかわらず、僕自身はそれほど旅立つことへの衝動は強くない。行ってしまえば平気だし、その場で起こることを楽しめるのだけど、平穏に調えている日常から出ていく準備をすることが、さほど得意でない、と思っていた。
しかし、今回久々にトランクを引っ張り出し、その半分に大量の現地へのお土産を詰め込んだ後、自分の着替えなどを入れ込んだらなんだかすることがなくなった気になってぼんやりしてしまった。あれこれ心配していつもは結構落ち込んでいたのだが。旅に出ても日常が普段通りに続いていく、そんな感覚があった。
出発当日、6時少し前に起きてきたカミさんとけっけに見送られる。いつも通り、でも一週間分の励ましと抱擁をして、家を出た。
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