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【妊夫日記1115】子どもの伸び代は何処に向かうか

ペイペイが初めて食べたパクチーを気に入って、パクチーパクパクと言いながら何も付けずにそのまま食べていた。ネギが少しだけのった冷奴を嫌がったり、ケチャップ味のオムライスが嫌いと言ったり、まったく嗜好性が読めず、突然大人でも苦手に思うものでも平気で食べる様子が面白い。
4歳も半ばを過ぎて、もともと口は達者な方でもあったが、情緒もかなり安定してきたように思う。肌が白くてぷりっとしていながら、はっきりとした輪郭で、いつの間にか肩もしっかりとしてきた。彼の伸び代は何処に向かって伸びているのだろう。
伸び代といえば、失敗したら叱られるという思い込みがけっけにはもうあるようだ。もともと無闇に怒鳴り付けるような方針でもないから、小学校の影響だろうか。昨日は墨汁をわざわざ玄関で入れ換えようとして溢して、しっかり床に染み込ませた。やっちまったと思ってから報告せずに自分で解決しようとしたらしく、まぁ本人もなかなかショックを受けていた。泣いたってなんもならんよ、と、今回のミスに関しての反省(汚れるような作業をする場所は適切だったか?準備は充分だったか?)をして、染み込みとれなくなった墨跡を、どうしたら肯定的にとらえられるか考えられる方が大切だと話をした。そのあと、実際に見本を見せなきゃなと、水彩絵具の青と緑で着色してサンダーで磨いて馴染ませ、綺麗だなって思える色にしてやった。「一気に気に入っちゃったよ~!」なんて言って現金なやつだなぁとは思ったけれど、本来の反省の仕方、謝り方、最善の尽くし方など、僕自身がなかなかちゃんと教わるチャンスもなく、残念な思いを多くしてきた事は、丁寧に伝えていこうと思っている。

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