【妊夫日記1120】機微に厳格すぎる兄妹よ

けっけの、目玉焼き半熟加減が厳格すぎる。パサパサでも、どろりと流れ出るのでも駄目らしい。ものすごいナーバスな顔つきで、眉間にシワを寄せて食べられないと呟くのだ。ペイペイに比べれば好き嫌いは分かりやすい方だけれど、口当たり、苦味、発酵臭は不得手が出やすいような気がする。なに食べたいか聞くとだいたいカレーかオムライスで、作れば満腹まで食べる人なんだけどね。
超絶子ども舌な彼は、以前から練習していた自転車がようやく自由に走り出せるようになってきたのでご満悦だ。風を切って走り抜けて、いいねぇ～気持ちいいねぇ～と言っていた。もともとちょっと大きめで重い自転車を買ってしまったから、体が大きくなるまで乗りこなせなかったというのがほんとのところだろうけど、いつの間にか乗れるようになっていたとゆうより、ハッキリ記憶に残る成功体験となったのは、良かったかもしれない。交通ルールも話せば理解できる年だしね。

らこの言葉がずいぶん進み、何を言っているのか判別しやすくなってきた。本人も通じていることへの満足から、ネタ的なやりとりも増えてきた。お迎えに行けば、「けっけは～？ペイペイは～？」と繰り返し聞いてくるし、車に乗せようとすると「イヤ！」と一度拒否するとゆうのがお約束だ。え？じゃあばいばーいと返すと、「やぁだぁ」と言って素直に乗り込むのだから。
なに拾ってるの？「はっぱー！」と言って砂を拾って投げていたり、「ととぉ、ととぉ」と呼ぶのでなぁにと返事をすると、「ちがぁう、ととぉ！とと！こぇは、ととぉ！」と指差し確認しながらトトロを教えてくれるもんだから、なるほどねと唸ってしまった。兄妹揃って機微に厳格すぎる。