【妊夫日記1114】小さい獣にはまだ休息が足りない
夜に慣れ始める季節になった。二週間ぶりくらいに保育園へお迎えに行く。もう、お外真っ暗だねぇとか、そんなことも言わずに帰りの用意をしている。保育園にいる間は、滑って転倒するのを防止するために靴下を脱がされている。さようならの挨拶の後に、らこに靴下を履くか聞くと、「はかなぁ~い、はかなぁ~い」という。そのまま靴を履いて歩き出すと「いちゃぁ~い、いちゃぁ~いね」とゆうので、ほらほら靴下履かないからよ、と履かせる。
機嫌良く手を繋いで車まで行き、乗り込んで、5分とかからぬ帰路につく。園内のサッカー教室だったペイペイは疲れで案の定あっさり寝落ちた。この3日、夕方充電が切れてしまっている。
連日夕寝をしてしまっているペイペイは、連続で風呂に入れられない日が続いてしまってもいたので、カミさんが「湯通ししよう」などと僕が入浴するタイミングでするすると服を脱がせて半寝のペイペイを浴室に連れてきた。少しぐずったが良い塩梅だったのか、湯船の中の僕の胸の上にするりとおさまり、温まる。天然パーマでくりくりとした髪から、埃と獣のような匂いがした。
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