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現代建築見学ツアー「かわりゆく名城地区を散策」〜tonarino、名古屋造形大学ほか

11月3日(木)にまち歩き『現代建築見学ツアー「かわりゆく名城地区を散策」〜tonarino、名古屋造形大学ほか〜』へ参加してきました。

名古屋造形大学地域社会圏領域教授の蜂屋景二さんと、建築史家の村瀬良太さんを講師にお迎えし、名古屋造形大学を中心に現代建築を堪能した2時間でした。

市営地下鉄の名城公園の駅を出ると、白い格子状の壁でできた現代建築の構造物が名城公園の緑とともに目に飛び込んできます。
ここは、老朽化した国の官舎の跡地に建てられた名古屋造形大学の校舎です。
 1階には白い格子状の壁に囲まれている体育館、食堂、図書館、ギャラリー、その真ん中を通り抜けられるストリートがあり、敷地にはゲートがなく、誰もが自由にに通り抜けができるオープンなつくりとなっています。

なんと真下には地下鉄が通っているため、建てる建物は軽い構造を考える必要があったそうで、耐震性も確保するために、壁を格子状にし、さらにトラス構造という橋のように吊り下げる構造も採用されています。所々にちらばめられたサインもグラフィックデザイナーにより監修され、サインの役割をしながらもシンプルでデザイン的で居心地のいい美を感じました。

格子状の穴、そして切り取られた空間より光が射し込み、時間や季節によって校舎の風景が変わるという、美しさや一体感を感じる空間でした。
4階建ての建物の中に入ると、祝日でしたが授業日で、制作している様子など学生生活の一部を垣間見ることができました。

4階はワンフロアで、学年全体の様子が見渡せるようになっていて、自分の未来を想像しながら学生生活が送れるそうです。こんなに良い環境で制作に没頭できるのを見て、学生になって通いたいと思ったくらいでした。
 通りを挟んだ向かいの名城公園には、新たな市民の集いの場所となったtonarinoや、これから市民が多く利用するであろう愛知県体育館が建設中です。
地域と繋がる建物としての現代建築が織り成していくストーリーに思いを馳せながら、現地を離れました。次に近くへ来る時は名古屋造形大学の食堂のモーニングに行ってみます。(一般利用可)

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レポート:Julia 写真:すえ

■レポートしたプログラム

■まち歩きなごや

■やっとかめ文化祭

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