瓦女子とゆく瓦さんぽ〜山車まつりと醸造文化のまち〜
11月6日午後、名古屋駅から10分ほど電車に乗り、JR関西本線・春田駅に着きました。14年にわたって瓦を見続けてきた瓦女子・脇田佑希子さんと中川区戸田を巡る、まち歩きツアーに参加します。
戸田は閑静な住宅地であり、寺社が多く点在する街です。古くは味醂を製造する醸造所の多い地域でもありました。あちこちの家屋に見られる「水」の文字が刻まれた鬼瓦、これは火災除けのお守りとして設置されたもの。寺社では、それぞれの宗派や名称に因んだ模様の瓦を見ることができます。獅子や牡丹、鳩、猩々といった飾り瓦も見逃すことができません。以前は醸造所だった建物には豪華な瓦が使われており、かつての繁栄が偲ばれました。
途中から大粒の雨が降り始めましたが、皆さんは最後まで熱心に脇田さんの案内に耳を傾け、屋根を見上げておられました。
「大須や新栄でもいろいろな瓦を見られますよ」と脇田さん。形あるものはいつかなくなってしまう、今ある瓦をよく鑑賞しようと思います。
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レポート:こんどうあきこ 写真:のこ
■レポートしたプログラム
■まち歩き名古屋
■やっとかめ文化祭
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