宗春・芝居・大向う ~芸処名古屋をめぐって~
宗春・芝居・大向う〜芸処名古屋をめぐって〜
11月18日午後、名古屋能楽堂の稽古室で開催されたまちなか寺子屋に参加しました。
前半は、南山大学名誉教授で東海学園大学客員教授でもある安田文吉先生のご講演を伺いました。名古屋を経済活動拠点にという徳川家康の計画を成し遂げたのが、尾張徳川家第七代当主・徳川宗春です。宗春の規制緩和により、名古屋は大いに発展し、数多の芸能が伝承される芸処ともなりました。盛り沢山の内容、あっという間の1時間でした。
後半には、芝屋の間男・波多野洋七さんから、歌舞伎を盛り上げる大向うについて教えていただきました。「待ってました」「大和屋」など客席の一番後ろから舞台へ掛けられるアレです。
歌舞伎をご覧になる方も、地歌舞伎を演じておられる方も、初めての方も、波多野さんの実演に倣って大きな声を出してみました。体験から、掛け声を入れる難しさを知り、タイミングがよいと一体感が生まれることを知りました。
芝居は劇場にいる人達が皆で作り上げるものだと実感しました。
===
レポート:こんどうあきこ 写真:中村
■レポートしたプログラム
■まちなか寺子屋
■やっとかめ文化祭
===