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11月1日(金) 『貸本屋「大惣」の“痕跡本”に見る読書家たちの姿』

11月1日(金)、雨降る金曜の夜、名古屋大で江戸文学と出版メディアについて研究されているディラン・ミギーさんを講師にお迎えし、お話を伺いました。

江戸時代、今の伏見駅周辺には、出版元や書籍を売る店、貸本屋が多くありました。
その貸本屋のうちの一軒が「大惣」。
日本一の蔵書を持ち、明治32(1899)年に廃業するまで130年以上にわたって貸本屋として営まれていました。


常連客の医師や、大惣で働くうちに作家となった人の記録からも、当時の大惣の様子を垣間見ることができます。
私も、ミギーさんと同様に、「この貸本屋の客になってみたい」と思いました。

会場となったスペース七番、また階下の喫茶七番は、大惣があった錦二丁目に2022年にオープンしました。
このまちを行き交う人々の、現代の会所として活用されています。
かつてのまちの景色と今の景色とを重ね合わせながら、帰途につきました。

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レポート:こんどうあきこ  写真:シャオラン

■レポートしたプログラム

■旅するなごや学

■やっとかめ文化祭

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