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江戸時代から栄える菓子のまち、新道・明道町へ 〜嫁入り菓子から昭和レトロな駄菓子まで〜

11月10日(木)「江戸時代から栄える菓子のまち、新道・明道町へ  〜嫁入り菓子から昭和レトロな駄菓子まで〜」に参加しました。

新道・明道町のあたりは、名古屋城の防衛のために6つのお寺を作ったそうです。
同じく防衛の観点から「大木戸」を建てて通行を管理しており、夕方になると閉門します。そこで道を通れなかった人々が一服するためにとお菓子などを作って商いをしたことから、この辺りでは駄菓子づくりが盛んになったということでした。

まずは、法蔵寺に立ち寄りました。ここは芭蕉が句を読んだ場所で句碑があります。
 
次は菊水寺。菊のように美味しいお水が井戸から出たので菊水寺となったそうです。残念なことに現在では水は枯れてしまっています。
昔はこの辺りの水が美味しかったということも、お菓子作りが盛んになった理由かもしれません。
 


新道では地域に愛されている屋根神様を見学しました。
このあたりは製菓事業で大変裕福な時代があり、昔は街ごとに山車が4台あったそうです。
 


その後、菓子卸問屋がたくさんあった界隈へ。
昔は瀬戸の方から女性が大きな一斗缶を背負って行商にきており、帰りにお菓子や生活必需品を一斗缶に詰めて帰る光景が多くみられました。
今では問屋さんの数も減っていますが、まだまだ何件か見ることができます。

続いて、老舗の豆福さんへ。国産大豆を使ったたくさんの豆菓子を販売しており、店内で製造しているところを窓から見学しました。
その後はお買い物タイム。たくさんの豆菓子があるので、参加者さんは楽しそうに選んでいました。

次は、歌舞伎飴本舗へ。
こちらでは、どこを切っても同じ絵柄でお馴染みの飴を手作りで作っています。
実際に工房におじゃまして、大きな釜で飴を溶かすところから見学させていただきました。
出来上がった飴を着色していき、細長い塊を組み合わせ大きな塊にしていきます。この時点では何の絵柄かは分かりませんが引き伸ばして切断すると、切断面からかわいい雪だるまが現れました。できたての温かい飴は甘くてとても美味しかったです。
チーム連携で飴を作っていく姿を見たのは貴重な体験で、参加した方も興味深そうに見入っていました。


まち歩きを通じて、街の商売は街の特性で生まれて今も根付いているんだなと気づきました。年々減っていく製菓会社さんですが、私達がたくさん食べることで受け継いでいけるので、もっとお菓子を買って食べていこうと思いました。

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レポート:ちなつ  写真: 大嶋一

■レポートしたプログラム


■まち歩きなごや


■やっとかめ文化祭


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