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11月12日(火)【あいたて博コラボ】建築史家とめぐる“いのりのば”〜建中寺とカトリック布池教会〜

11月12日(火)【あいたて博コラボ】 建築史家とめぐる “いのりのば” ~建中寺と カトリック布池教会~へ参加してきました。

建築史家 村瀬良太さんをガイドにお迎えして、尾張徳川家の菩提寺である「建中寺」と、パイプオルガンの音とステンドガラスの素敵な「カトリック布池教会」を巡り、2つの祈りの場の歴史、関わった人の物語を知り、見方が変わりました。

まずは、「建中寺」からスタート!徳川義直を弔うために創建された菩提寺は、火災で焼失して再建された建物ですが、大きな屋根の立派な本堂です。
普段入れない場所、本堂の奥にある「御霊屋(ごれいや)」を特別に見学させていただきました。この御霊屋には、藩祖義直の御霊屋に合祀されて祀られているとのこと。

ご住職のお話は、歴史から、建物の部材まで詳しい解説で、建中寺の建物が全国的にも珍しく、貴重であることがよくわかりました。本堂に移って、村瀬さんから、柱の解説や、古い地図をもとに建中寺の歴史を教えていただきました。

その後、境内にある「徳興殿(とっこうでん)」を案内していただきました。名古屋商工会議所として建てられた建物を、当時の住職 椎尾弁匡(しいおべんきょう)さんが、移築された建物だそうです。2階の大広間の広さに圧倒されました。障子から差し込む光で照らされた畳の上に座って、村瀬さんのお話を伺いました。

まち歩きしながら、布池教会へ向かいます。
「ここのおはぎは、世界一美味しい!」などの地域の情報や、建物移設された場所の解説など、移動中も楽しく学び、あっという間に到着しました。

カトリック布池教会に着くと、ゴシック建築風大聖堂の写真撮影が始まりました。建物を眺めながら、建てられた背景、なぜこの形なのか?設計者のご紹介などを伺いました。
教会の中では、牧師さんから 教会についてお話を伺い、パイプオルガンについて、演奏されている方に保守の大変さなどを伺いました。展望台にも上ることができました。最後は、ステンドグラスから差し込む光を感じながら、パイプオルガンの演奏を楽しみました。

それぞれの祈りの場、当時から残っている柱、カタチを見ながらお話を伺い、当時のことを感じることができました。知っている建物も、建てられた背景、関わった人の物語を知ることで、見方が変わりました。今回配布された資料は、村瀬さんが絵と文を担当された冊子「あいちのたてもの いのりば編」から抜粋されたもの。サイトからダウンロードや、図書館で閲覧することができるそうです。村瀬さんの視点を参考に「あいちのたてもの」から、まちのことを知り、楽しみたいと思いました。
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レポート:waka 写真:あ
■レポートしたプログラム

■旅するなごや学

■やっとかめ文化祭

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