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あっちに行っちゃったなぁ。

ういろうプリン(元ブルーセレブ)が解散しました。

お疲れ様でした。

今年入って頭位に、めずらしくうっちーから電話がかかってきて、嫌な予感はしたけれど電話をとったらやっぱり解散の報告で、その場は受け入れたけどなんだかなぁと思って、ライブ会場だったのにその場でぼーっとしてました。
普段は去る決断も応援しているのですが、流石にちょっと止めてしまいました。

思えば長い付き合いで、同期で同い年だったからか割りと一緒にいたことが多かったです。初めて舞台に立ったのは、丸山と養成所ライブの告知をしにバカ爆のEDに立ったことだったというのは、なんか今でも覚えてます。BOMBだったかな?プーク人形劇場だったかも?
それから約15年。人生の大半の付き合いでした。

私は養成所の落ちこぼれでしたが、ブルーセレブは養成所でもいつもウケて一位とかとって、事務所に入ってからもウケて、いつの間にか人力舎の若手正統派漫才師の筆頭みたいになってました。
なんとか私が事務所ライブに出れるようになって、たまに良いネタ出来て二位をとったときの一位がブルーセレブだったりして辛酸をなめさせられた時も多々ありました。(その頃のいわゆるJCAプロモーションのバカ爆って順位ついてたんですよ、じつは)

そんな始めたての時から、いつも面白くて当たり前、ウケて当然というコンビでした。それは実はとっても凄い事であって、それが世間一般に広まらないのがとても悔しく歯痒い思いでもありました。

私が事務所クビになって、コンビ解散して、ライブ主催やりはじめてちょっとしてから、ブルーセレブの方から、場数増やしたいからライブ出させてくれない?と向こうから連絡してきました。当時はまだ事務所の敷居が高く、今ほど色んな人が色んなライブに出て良いわけでは無かったので頼られたんだと思います。
当時すでに認定漫才師という選ばれた枠だったので、他の出演者から、えー、あのブルーセレブさんが!?なんてなってましたが、それに対しておれの方が面白いわ!っと言っては批判を受け、凹んでいるのは主催者としてどうなんだと悩んだ無駄な時期もありました。

それからフリーライブ自体も増え、色んなライブに呼ばれる事も激増し、どこ行ってもお客さんからも芸人からも愛されていました。嫌いな人いる?って程に。接しやすいもんなぁ。
それにも関わらず、相変わらずうちのライブにも出て続けてくれたのは有難い限りでした。
人力舎駄目だった人で集めて始めたライブ、くろまによんに出ててもなんの違和感も無かったですね。良いのか悪いのか?

それから激漫を始めたり、ういろうプリンになったり、と色々ありました。
移動の新幹線とか飛行機で席とってもらったけどコンビで揃って座るのは嫌だと、間に挟またり。
USJに三人で行ったら、一個アトラクションに乗ったらどしゃ降りになって後ずっとつまんなかった話とか、ほんと色々ありました。

正直、売れて欲しいと思ってました。勿論、皆に思ってますが同期なんでちょっとだけ特別思ってました。
それの手伝いになればと思って少しでも力になれればと思っていましたが、蓋を開ければ助けられてばかりでした。振り返ったらなんだ『ブルーセレブ対ういろうプリン』ってライブは。大変なの、ういろうプリンだけじゃないか。滅茶苦茶面白かったけど。
ライブ中、丸山に好きな子に告白させたりもしました。ごめんね。

そんなこんなで、私が頑張る一個大きな理由がなくなりました。結成から見てて、今まで一緒にやって来たコンビももういないので、こんな思いをすることも今後無いんだろうと思います。でも他の人の引退を聞いても悲しいもんは悲しいと思います。なので、なるべくそんな思いをしないようにもっと皆の力になれるよう、頑張る次第であります。


ここまでが前置き、


ここからはライブ主催者として言ってはいけないのでしょうが、裏アカなんでいいかと思って言います。
ういろうプリンの解散が発表され色んな人が意見を言っていたのをTwitterで見ました。

そんな中、特に芸人さんで、
『あんなに面白かったのに食えなかったから折れたんだ』
『お客さんが応援できてたら』
『ライブで食えないから』
『食わせてあげない事務所が悪い』
などなど。

違いますよ。

勿論、お金いっぱい貰ってたら辞めなかったかもしれません。
でも、お客さんのせいでもなければ事務所のせいでもないし、根っこには賞レースがあったんです。M-1で結果出せなかったからっていうのがあるんです。
神経すり減らしてバチバチにネタ合わせして滅茶苦茶ウケて、それでも駄目でっていうのをずっと繰り返して折れたんです。毎年毎年賞レースでダメだった後、もう辞めるって言い続けてて、それでもなんとか来年こそって奮い立たせてやって来てたんです。2020は駄目だった後、そういう感じが無く、衣装も新しくしていたから、今年は大丈夫か?って思ってたらやめるって。フェイントかよ!1本とるなよ!やめんなよ!なんてなりました。

他の方が自分自身で、お笑いは食えないから辞めました、ライブでもっとギャラを貰えたら僕は辞めませんでした、お客さんの応援が無かったから僕たちは辞めます、事務所が推してあげなかったから辞めます、というのは勿論、自由です。

ですが、ういろうプリンが解散したのを盾に言いたいことを言わないでほしい、と思います。まるでういろうプリンが言ってたみたいにして。言った人もういろうプリンを思っての事でしょうが。

お金が稼ぎたいだけなら、はじめからちゃんと就職したり、いっぱいバイトしたり、お金の為に働けばいいと思うんです。
でも、お笑い始めた理由ってそれですか?
好きだからとか、笑わせたいとか、憧れとかがまずあったんじゃないんですか?自分で選んだ道でしょうに。駄目だったのをういろうプリンがお客さんのせいにしましたか?感謝こそしてももっと応援しないからなんて言ってません。事務所の愚痴はちょっとあったけど。

勿論お笑いでお金を稼げるのに越したことはないです。稼げた方が良いに決まっている。

でも、今回は論点がズレてるのでは?と思ってしまいます。

自分で進んで、面白い漫才を作る為に、毎月滅茶苦茶ライブ出まくって、ウケてウケて、それでもダメだダメだっと言ってはネタ合わせを繰り返して、それでも結果が出なくて、結果がでない結果に納得して、自分の夢への挑戦を諦めたんです。

それを、面白いのに稼げないから辞めた、という括りにしないで欲しいです。端から見たら一緒かもしれませんが、勝手に決めつけないで頂きたい。
でも、本人にお金なの?って聞いて、「そう!」って言われれば、ごめんなさい!あげれなくてごめんなさい、と伝える準備は出来ています。誰だって好きなことしてお金貰いたいですよね。おれドット絵書いてるんですけど、売れないかな!?

皆に少しでも払えるよう更に精進します。

でもまぁ、準決勝行ってたら辞めてなかった?って聞いたら辞めなかっただろうねぇ。って言ってたのでそういうことだと思います。

そんなに賞レースにかけてた割には、今年は自分たちより真空ジェシカが調子良いからそっちに行って欲しいとか、錦鯉さんに優勝してほしいとか、根っこの部分で優しいから、勝負の世界には向いてない。
それは良さでもあり、悪い所でもあったんじゃないかな。
とりあえず、ゆっくり休んで欲しいです。


こっからはどうでもいいこと。

色んな人に愛されたういろうプリンが解散しますね。

でも、丸ちゃんはプロ麻雀師でもありますので、そちらで結果を出してテレビとかにでたり、うっちーは持ち前の絶倫を生かして、ツルっぱげ監督として「あっちにイかせてやるよ」「セレセレ、セレセレ」等を名言にデビューして有名になってもらいたいものです。そしてお互い有名になった10年後くらいにラストイヤーを使って再びM-1に帰って来るなんて事があってもいいなぁ、なんて勝手に夢見ています。これこそ凄い勝手な意見。

べ、別にすぐに戻ってきたって良いんだからね。

そんなわけで、これからのライブにういろうプリンがいないのはやっぱり寂しいけれど、悲しんでばかりも、頼ってばかりもいられないので、ういろうプリンが戻ってきたくなるような人気ライブを目指して、これからも頑張ります。

今までありがとうございました。楽しかった。お世話になりました。




追伸、以下のキャラは著作権フリーでいいですかね?(笑)

https://youtu.be/4_bA6RChPfI
https://youtu.be/pCel6vcL-ko
https://youtu.be/SHBjsnZFgpw

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