ツイッターに書くのがもったいないと思った心の文章を置いておきます 2024/11/3

11/3 chatoeの例年恒例、Music BAR K-westでのアコースティックワンマン企画の日でした。

毎年、実はこの時期のアコースティック企画は個人的に過酷で、
メンバーの中では搬入や段取りなどあまり雑務を任されていない(本当はもっとやるべきなのですが)にもかかわらず、結構疲弊してしまうのが恒例でした。

理由としては、単純に慣れない小規模編成で、「いつも演奏している曲を、いつもと全く違うアレンジで演奏する」ので心身ともにギクシャクしてしまうからだと思います。

ただ、例年沢山のお客さんに来ていただけて、よかったよと声をかけてもらえるので、続けてこれて良かったと思える節目でもありまして、
それはもちろん今年も同じで、特に自分なりの手ごたえもあったのが今日のライブでした。

今回のライブの演奏は、特に Bon Voyage のイントロ、間奏のアレンジや 灯台へ のリズムなど、今年の春に西千葉の Cafe Stand、東中野の なかなかの で演奏したアレンジに手を加えたものになっていました。

そこに僕は手ごたえを感じていて、chatoeがライブハウスの大きな音以外でも表現することを続けてきた成果なのかなと感じています。
それに上の二曲については、「こうしたい」という自分の意見が反映されたアレンジになった(たぶんメンバーとそのイメージを上手く共有できた)ので、それも達成感を感じた要因なのかもしれません。
今夜のライブの演奏を聴いてくれた方…、かっこよかったですか?

そんなこんなで帰宅したのですが、
今日、地元千葉では大学の先輩が組んだバンド(もう初期のメンバーは一人になってしまいましたが)がリリースツアーのファイナルを迎えて、各地からかっこいいバンドを集めたライブをしていました。
同じく千葉の街では千葉大の学園祭があり、大学の同期など何人かが、
大祭でサークルのライブに行って、そのあとLOOKで先輩のバンド evony のライブに行ったように見受けられる投稿をSNSにしていたのです。

それをみてなんだか、こんな日に違う場所で、自分は自分の音楽を奏でて、それを聞いてくれる人に聞いてもらって、信頼できる仲間たちと、今日はよくできたね、じゃあ次は何する?って会話をしていたことが、なにより胸を張れることだと思ったのでした。

加えて11/3は下北沢で大規模なサーキットイベントが行われていて、知り合いのバンドも含む沢山の今を時めくインディーズバンドが若いファンに囲まれてライブをしていたわけです。

正直自分はそういうことをすっごく気にして今まで音楽をやっていました。
下北沢のサウンドクルージングであのバンドを見た。下北沢にて、であのバンドを見た。初めて下北でやったライブハウスで対バンしたバンドは今や大規模サーキット常連だ…。

そういうライブハウスシーンでライブをして、インターネットの音楽好きみたいなひとにちやほやされて、よくわからん大人気のバンドマンのインスタのストーリーに登場してはフォロワーを増やす奴に心底嫉妬しまくっていました。

でも今日そんな日にK westで楽しいライブをして、chatoeの音楽を楽しんでくれる方に「あぁ、届いたな」と思えたのです。
そのときに、いままで抱いていた下北のアレへの思いは「憧れ」ではなく「羨望」で、ただうらやましくて妬ましかっただけで、決してそれがなりたい自分の姿ではないことにすっかり気づきました

ここ数年ずっと、人気者になりたい、自分の音楽を評価されたい、評価されるために行動するべきだ。と考えてきたけど、それが自分のやりたいことなわけじゃない(だからできなかったんだな)とようやく気づけて、とても清々しい気分になれたので、ここに長々と記してしまいました。

chatoeのリリースはたくさんの人に聞いていただけているようです。
the Quartzの新譜制作もかなり(精神的な面で)進んでいます。

ぼくは素敵な音楽を作ります。頑張ります。
おやすみ。

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