
紀伊國屋笹塚店様での合同サイン会所感
WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。
昨日は紀伊國屋書店笹塚店様での合同サイン会でした。
何この出オチ感。
はい、赤いちゃんちゃんこに頭巾姿でサインをさせていただきました。この格好は発売したばかりの『曽呂利』(実業之日本社文庫)の主人公、曽呂利新左衛門そのもの、つまりコスプレというやつです。鬼のお面はノリ……いやいや、曽呂利新左衛門が乱杭歯という設定なので、般若の面を使った次第です(うまくごまかせたぞ)。
実業之日本社の宣伝部の方がお手伝いに来てくださっていた手前、『曽呂利』が売れないわけにはいかないという背水の陣に他ならない状況でしたが、お陰様でよく売れたようです。前述実業之日本社の方も、リアルタイム売れ行き情報(そんなのがあるらしい)を眺めつつ、「おお、どんどん『曽呂利』の在庫が溶けてゆく!」とわたしの横でおっしゃっていたので、わたしの夢や幻ではなく、実際に皆様がお手に取ってくださっていたようです。気分を良くした谷津、「実際問題、『曽呂利』って売れてるんですか。いやあのそのう、全般的に」と聞いてみたところ、氏はオーバル型眼鏡をくいっとあげ、「なかなかいい感じに売れています」とのお返事……。よかったぜ! 『曽呂利』、売れているそうです! 大事なことだから二回書きますが、
『曽呂利』、売れているそうです!
そして当日は『奇説無惨絵条々』(文藝春秋)のチラシもお配りしていました。あくまで先行公開でして、皆様にお見せするのはもう少し先になるのですが、チラシをお渡しした皆様には驚いていただけたようで何よりです。
ちょっとした傑作なので、お買い上げくださるとうれしいぜ!
いや、それにしても、心から思うところですが――。わたしたちの仕事はお客様あってのもの。日曜日の午後という優雅なひと時を割いて下さり、イベントにお越しくださったお客様の皆様には(たとえわたしの本を買っていなかったとしても)感謝しかありません。また、お客様とご縁を結んでくださった書店さん、本の納品や作家の知らぬところで色々と動いてくださっている取次・出版社の皆様、そしてご一緒した作家の皆様、まことにありがとうございました。
PS 実業之日本社の販売担当者さんへ
夜遅くまで付き合わせてしまいすみませんでした。