私たちは、長野県原村で「八ヶ岳風の子保育園」を運営している社会福祉法人織りなすです。
説明会は、当日、以下の流れで開催いたしました。
1:「新園舎建設の中止」についてのご報告
2:「今後の取り組み」についての説明
3:「意見交換」のお時間
この記事では、当日、会場にて法人に寄せられた質疑応答の様子をレポートにてお伝えいたします。住民、保護者の方双方から確認があったのは、建設反対の理由としても挙げられた「事前説明がなかった」という点についてです。
その点についての質疑応答のやり取りの一部をこちらでお伝えいたします。
皆さまからのご質問には、当法人の理事長であり、八ヶ岳風の子保育園園長の橘田美千代が回答させていただきました。
Q:住民の皆さまへの告知が遅かったのではないか?
A:村と理事会から計画を実行して良いと承諾を得られない限り、建設はできません。できるか分からない計画を、村や理事会より先に地区の方々にご 相談・ご報告することは、かえって地区の混乱をまねくため、極めて難しいという認識でした。
Q:上里地区での住民説明会は開かれなかったのか?
A:上里地区の皆さまへの建設計画説明会の開催を地区にお願いし、その際は承諾していただきましたが、実際には説明会は開催されず、対話が叶いませんでした。その間、上里地区の中で3回の「地域の生活環境について考える勉強会」が開催され、 反対の声が非常に強くなったため、その中では理想とする保育環境の実現は難しいと判断しました。
今回、支援いただく方の中からは、計画の発表から中止決定までの期間が非常に短いのはなぜなのか、というご指摘もありました。もう少し粘り強く交渉をすべき、対話を続けるべきだったのでは、というご意見もありました。この点については、法人としてご期待に応えることができず、心よりお詫び申し上げます。
ただ、上里地区は理事長をはじめとする複数の理事の居住地区でもあり、今回、地区の反対を受けて中止という決断に至るまでに、非常に苦しい判断があったことは1点、ご理解いただければありがたいです。
そのほか、当日は以下の質問について、当法人の見解をお伝えしました。
Qなぜ新園舎建設が中止になったのか?
Qそもそも、なぜ新園舎を建てる必要があったのか?
Q住民の皆さまへの告知が遅かったのではないか?
Qなぜ園舎の建設を急いでいたのか?
Qなぜ上里区に園舎を建てる予定だったのか?
Qどのような園舎を建てる予定だったのか?
Qどんな場所に建てる予定だったのか?
Q社会福祉法人とはどのような団体?
Q営利目的なのではないか?
Q社会福祉法人「織りなす」はどのような法人?
Q八ヶ岳風の子保育園のこれからは?
その内容については、1つ前の記事にある資料をご参照ください。
次の記事では、住民の皆さま、保護者の皆さまとの意見交換についてのレポートをお送りします。