意外と使えるmineoへ。ahamoもdカードGOLDも解約
結論から書きますと、ahamoやdocomoのサービスに不満があってmineoに乗り換えてみたら、結構使えるということ。そしてdocomoのサービス(の不満)から解放されて気分が晴れ晴れということを書いていきたいと思います。
まずはmineoに乗り換えた話。
■乗り換え前:
ahamo (docomo回線)
月額2,970円(税込)、20GB。
■乗り換え後:
mineo マイそく Aプランデュアルタイプ スタンダード(最大1.5Mbps) 無制限 (au回線) 音声通話SIM
月額990円(税込)、容量上限なし・最大1.5Mbps・12時~13時は32kbps。
どちらも、基本サービスでSMS、5Gが使えてテザリングも可能です。
mineoに乗り換える方は、こちらからどうぞ。
https://mineo.jp/syokai/?jrp=syokai&kyb=B7W5C5Y3E8
事務手数料が無料になるのと、端末同時購入されると電子マネーギフト券がもらえます。
ahamoに不満だったところは、QRコード決済やLINEのやり取りでレスポンスの悪さが目立ってきたことでした。Web閲覧も、けっこう読み込みが遅い。YouTubeが重たいのだとしたら理解できるのですが、QRコード決済の読み込みが遅いのは、困りました。加えて、QR決済をしたい場所でdocomo回線が届きにくいというのも、何店舗もあったので、余計にahamoを使うことに疑問を持つようになりました。(サービス開始当初は、不満は無かったのですが、日に日に品質が悪くなっていったと感じています)
このあたりがmineoで改善されるのか。少し勇気がいりましたが、au回線を利用するプラン、しかも最大1.5Mbpsという低速覚悟のプランにしました。これが驚き、けっこう改善されました。もちろん具体的なエリアで差があるはずですが、QR決済したい場所で通信に困ることが格段と減りました。au回線すごい。LINEやQR決済のレスポンスは、ahamoより明らかに良くなりました(場所によるハズですが)。そしてmineoが上手いところは、読み込み初期のパケットは、少しだけ制限がユルいように感じるところ。たぶん256kか512kぐらいは、読み込みが速い。このおかげで、LINEやQR決済、Webページもストレスが少ないのです。これは人間工学的にも満足度が高い、重要なチューニングがされているように感じます。
さて、もともとのahamoでの不満がmineoで改善されましたので、今度はmineoの低スペック条件に耐えられるのかということが気になります。まず、Webページの読み込み。画像があると、ちょっと引っ掛かります。我慢できないほどではないことと、ahamoでも引っ掛かるときは引っ掛かるので、受け入れられるレベルです。Googleマップも、位置情報そのものは早いのですが、周辺の道は少し待たないと出てきません。これもまた受け入れられるレベルですけれど、5Gの意味は感じません。そしてradikoは聴けるのか。まったく遜色なく聴けました。
問題は動画で、youtubeはさすがに重たいのですが、低画質なら意外と大丈夫。驚きは、電車に乗りながらAmazonプライムビデオが見られたことです。オプションプランでJ SPORTSに入ったのですが、野球の生中継も見られました。au回線と1.5Mbps制限の組み合わせでも、ここまで使えるとは思いましせんでした。(もちろん実際のエリアや時間帯で違うと思います)
ただ最大の死角は、月~金曜12時~13時は速度が32kbpsになることです。これは事実上、回線が止まるレベルです。QR決済も無理です。これをどう乗り切るか。そうWi-Fiです。意外と使えるWi-Fi。救われます。ahamo時代には要らなかったWi-Fi。フリーWiFiありがとう。
だがしかし、Wi-Fiが使えない場所もまだまだ多いわけで、最終手段として追加有料オプションが存在します。198円で24時間、速度も容量も制限がなくなるオプションが用意されています。この価格設定も憎い。飲み物やおにぎり1個ぐらいの価格、電車の1駅分ぐらいの価格。そして他社のSIMをサブで入れるよりはお得な価格。このオプションを使えば、12~13時の32kbps制限も関係なくなります。この面倒さえ除けば、mineoマイそくAプランは、「意外と使える」「レスポンスは速い時もある」というのが、現在の評価です。
以上、ahamoからmineoに乗り換えた実体験の感想でした。
ここからはdocomoへの恨み節となります笑。
NTT docomoの格安プラン、ahamoがサービス開始されたのが2021年3月。auやsoftbankも含めて5Gエリアがまだまだ少なかった頃で、政府がケータイ料金を下げるように圧力をかけていた頃。エリアの広がりが最も早く期待できたdocomo回線が毎月20G使えて安い、ということでahamoを使っていました。当初は容量の大きさと電波のつかみやすさに満足して、長く使えそうという期待から、関連するdocomoのサービスも試していきました。これが地獄の始まりでした。
利用したのは、dポイントカード、d払い、domocoでんき、THEO+ docomo、DAZN for docomo。特にチャレンジングだったのかdカードGOLDです。
まず、特筆すべき欠点はdアカウントです。
専用の会員認証用アプリをインストールしなければなりません。そして、会員認証を求められるごとに、そのアプリを呼び出され、IDとパスワードを入力。次に2段階認証を求められて、今度はSMSやメールなどの連絡も受け取って、パスコードを入力しなければなりません。しかも、それぞれの操作で結構レスポンスが早くないので時間がかかります。最悪なのが、「docomo回線を使っていれば半自動で認証してくれてスムーズ」という仕組み。これ、嫌がらせレベルの仕組みです。docomo回線による判定を受けるためにWi-Fiを使ってる場合は、いったん切断しないといけません。そのうえで、遅いモバイル回線で認証を求めるのですが、なんと認証に失敗することがほとんど。そこから、前述のID・パスワードの入力、そして二段階認証に移るのです。こんなにユーザーを逆撫でする仕組みはNTT docomoでなければ即終了しているレベルです。これではポイント還元に釣られていろんなサービスを使えば使うほどイライラするという、沼にハマることになります。
まず、dポイントカード、d払い。クレジットカードと連携させたり、銀行口座と連携させたり。それぞれ、dアカウントに結び付けるのが別システムのようになっていて、混乱しがちです。ポイント還元率も難解で、利用回数や額に応じて段階的にランクが上がります。このランクも分かりにくい。どのタイミングで、どういう条件になっていたら、次の期間はランクが上がる…。タイムラグが判りにくさを上げています。キャンペーンも細かいのが大量にあります。いつ・どこで支払えばスタンプがもらえる。そのスタンプの反映がいつ行われるのかは謎。ぜんぜん貯め甲斐がありません。dポイントで最も不満だったのがアンケートに答えるとポイントがもらえるサービス。新しいアンケートが増えるとメールで通知されるのですが、メール通知の配信を解除する設定を何度やっても解除されません。解約した今でも通知が来ます。最悪です。「配信解除はこちらから」というリンクまでつけておいて、手続きしても解除されないのは勘弁してください。
docomoでんき、こちらはどうでしょう。もともとポイント還元が魅力のサービスなのですが、電気代高騰により当初の設定還元率では大量のポイントを付与せざるを得ないということで、還元率が下がりました。これはdocomoのせいではないですから、docomoを責める話ではありませんが、入っても大したリベートは得られなくなりました。専用アプリは、使用量が判りやすくグラフで表示されるのが良かったものの、そもそもアプリのレスポンスが悪く、画面遷移も多くて、結局使わなくなりました。
THEO+ docomo、これも試しました。1年以上。これ、投資信託などの資産運用を自動積立でお任せできるというサービスで、結果的に解約しましたが、ほかのサービスよりは結果がしかっりしているのが救いでした。ちゃんと運用してくれます。証券会社のサービスと何も変わらないのですが。これもヒドイのが段階的に変わるランクがよく判らない。加えて不満なのが、SMBC日興証券で口座を作らされること。要するに、SMBC日興証券の口座を作った上で、docomo連携サービスを利用することになるのです。だったらSMBC日興証券に口座を作って、自動運用サービスを利用するのと変わらない。d払いやdポイントが使えることだけがメリットです。腹立たしいことに、d払いやdポイントのサービスの中にもポイント運用サービスが登場します。だったらそっちで良いんです。証券口座とか作るだけ面倒です。
DAZN for docomo、これも1年ぐらい利用しました。本家のDAZNより価格が安く、当初は大変満足していました。しかし。これもdocomoを責める話ではありませんが、DAZNの扱う番組ラインナップが改悪されます。見たい番組が見られなくなることが増えました。そして極めつけは、DAZNの料金改定。パックみたいなのが設定されて、docomo for DAZNは一気に切り離されていきます。docomoというよりDAZNに見限っていくことになりました。
最後にdカードGOLDです。微々たるものですがポイント還元率が上がります。それなりの額を使っていた場合に限り、1年に1度、1万円程度のクーポンがもらえます。これが残念。欲しくなるクーポンがありません。もちろん人によっては嬉しいのでしょう。クーポン利用にかこつけて、追加で出費させられることになります。クーポンじゃなくてポイントでドカっと還元してくれた方が、よっぽど良いと思うのですが。なぜそうしないのか。
このようにして、ahamoとdアカウントの悪夢、各種docomoサービスから離れて、晴れ晴れとしたモバイル生活を送っています。おそらく1.5Mbpsのプランから、もっと上位のプランに替えたりすれば、更に快適になるでしょう。少なくともdアカウントの悪夢には、関わらないことをおススメします。
そしてmineoに乗り換える方は、こちらからどうぞ。
https://mineo.jp/syokai/?jrp=syokai&kyb=B7W5C5Y3E8