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Forget

桜が咲きましたね!家の階段を降りたところに桜の木があって、ピンクに染まり始めているのを見ると春になったなって感じます。


こんばんは、やとわです

Forgetという曲を作りました

誰にも言えなかった、でも強く思っていること。声には出さなくても、自分の中で叫べるような開放感のある曲を目指していました。

Forgetは Snowを作り始める前から歌詞が先にあって、「こういうことを表現するにはどんな音があっているだろう」とずっとこの3ヶ月ぐらい考えていました。11月に一度壁に当たってしまって、そのとき分岐して生まれたのがSnowでした。Snowで言いたかったことはAngelに近かったので、結局は今皆さんに見ていただいている順序が良かったのだなと思っています。その2作品を千慧さんと一緒に作れたことも、作品を上手く消化していく上で良かったなと思います。


言葉の繰り返し     ———————


Forgetでは「忘れないで」「忘れたくなくて」という言葉を繰り返して曲に織り込んでいます。


以前から春野さんが編曲したSouさんの「ぎみぎみ」、春野さんの「kidding me」を聞いていた時に、2作に共通して開放感を感じていました。
春野さんがいつも謳ってきた内相性に加えて、それ以外にも感じる要素。小さくて誰にも伝わらないような悩みを歌っているのに、それが広がって伝わってくるような感覚。それがなぜなのかを考えたときに、言葉を繰り返しているからだを思いました。

ぎみぎみ/ Sou(春野)

僕は以前から詩的な歌詞が好きで、自分の作品内でもそのように書いていこうと思っていました。文字はその意味で複雑な意図を説明できることに良さがあって、少しの間や助詞によっても捉えられる意味が変わることが面白いなと思います。「myth」でも「sign」でも「angel」でも言葉を生かした作品作りを心がけて続けてきました。


でも、例えばとてつもなく大きくて、到底文字では表しきれないような気持ちがある時、その大きさを伝えていくためには何度も訴え続ける必要があるなと思いました。


「忘れたくない」という気持ちには、はっきりとした形がありません。その言葉自体は広がっていくものというよりはむしろ、自分に言い聞かせるようなことだと思います。「これは忘れちゃいけないよ」って。


内側へ向かっていく言葉が頭の中で反響して、ぶつかり合って、ぐちゃぐちゃになっていく心の感じ。それをビジュアルと音に載せて表現することを試みた作品。それがforgetです。


「忘れたくない」が「ここに募っていた」感覚をみなさんと共有できたならいいなって思います。


あー!もっともっと自分の近くにある作品が作りたい!もっと知ってほしい自分がある!いろんな方法に挑戦しながら一個づつ大切に重ねていきます!
聞いて、見て、読んでくれたら嬉しいです。


やとわ

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