旅育diary〜手つなぎしたら、どうなるの?①〜
発達障がいのある息子を持つ現役保育者ママです。
子どもは旅を通して育つ!
2歳から始めた旅育のあれこれをお伝えできたらと思います。
旅育って何?
さて、今回から息子との旅育について書いてみたいと思います。
まずは、その旅育ですが、たびいく?りょいく?どちらでしょう。
一般的には、『タビイク』が使用されているようですね。
じゃあ、実際に旅育って何するの?なんだかあまり馴染み無い言葉かも知れません。
でも、大丈夫です。
既に私たち、ほとんどの皆さんは旅育経験者さんなんですよ!
それは、学校での見学旅行や修学旅行から、お家の方とのお散歩や近所への買い物も含め、お出かけのすべてが、実はもう旅育なんじゃないか、と私は考えるからです。
世の中の、見るもの聞くもの食べるもの、乗り物に買い物、その全部が旅育です。
旅を通して、見たり聞いたり体験すること、その全てが子どもたちの成長に繋がっています。
そう思うと旅育って、自分も知らない間に経験していて、またこれまでの子育てでも、当たり前にやっていたな、なーんだ普通のことね、と思われるでしょう。
そうです!フツーのことです。
では、そのフツーのお出かけを旅育に変身させてみませんか?
今日はそのポイントとなる、旅育の真実1.をお伝えしますね。
手がつなげない!
Google社の理念風に、お伝えしてみましたが、『手つなぎ』これは本当に大切です!
ただただ、手をつないで歩く。
これが本当に難しい。
いやいや、いつも手をつないで歩いています、と驚かれた方は素敵です。
うちは、これが全然できませんでした。初めは手をつなぎますが、歩き始めるとパッと手を振り払い、サーっと興味のある方に走って行き、また連れ戻し、また手を振り払われては追いかけて、の繰り返しでした。
わかるわかる、うちも!
と共感して下さった方、ありがとうございます。そして、おつかれさまです。
そして皆さん、今日からお出かけやお散歩の時には、タビイクしてるんだ、と思ってくださいね。
なんだか私、頑張ってるって感じがしてきませんか。
手つなぎの意味
そして、この手をつないで歩くって、実はとっても意味があることなんです。なぜなら、人と手をつないで歩く時は、全部自分の思いどおりとはいきません。
これが、もし手つなぎせずに自分の行きたいように出来れば、当然自由に楽しく気分もいいでしょう。
逆に、手をつないで歩き続けるのは、それだけ制限されるわけです。
でもですね。
手をつなぐ、たったこれだけの約束を守らずに、知らない場所や土地で自由勝手に歩けば、迷子だけで無く、どんな危ないことに巻き込まれるかわかりませんよね。
手をつなぐのは、必要最低限かつ最大限の安全対策でもあり、最高に大切なことと私は考えます。
手つなぎしたら、どうなる
そして、手つなぎは相手を意識します。歩くスピードや握る圧など、
相手に合わせなければ、手つなぎ歩きは成立しません。
自分勝手にはいきませんよね。
この相手を意識した行動が、相手との(気持ちの)やり取りです。
けれど、発達障がいの子どもたちはマイペースで、相手とのやり取りが苦手なお子さんが多いように感じます。
相手の気持ちを考えたり、周りの人に合わせることが難しく、いつの間にか自分勝手と誤解されたり、空気が読めない、などと言われてしまうことがあります。
これが、発達障がい(自閉スペクトラム症)の特徴である、対人関係の難しさです。
それなら、この手つなぎで、やり取りの練習をして、対人関係の難しさが軽減出来たら良いですよね。
この手つなぎこそが、大事な旅育のポイントです。
なので、手つなぎさえできれば、旅育の準備はほぼ出来たも同じ、他は後からついてくる、と言えます。
さて、この後からついてくるもの、については、また次回といたしましょう。
そして、今日からお出かけの際は、ぜひお子さんと手をつないで歩いてみてくださいね。
はじめの一歩、旅育スタートです!
でも、手つなぎが出来なくても心配しないでください。
いっぽ一歩、ゆっくりで大丈夫。
何より最も大切なのは、ママや保護者さんのあなた自身です。ご無理はなさらずに。
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