ほうりょうについて(その2)
トップ画像は、ドイツのエルツ城です。世界遺産登録されているようですね。昨年、学芸員さん(ドイツ城郭史専攻)の「様式でたどる西洋絵画と建築入門」を受講した折に知りました!
この城の特徴は、12世紀~17世紀の長きの間に建造されたもので、その間の建築様式変化の流行に沿って、一様ではないところ。「つぎはぎ建築」と学芸員さんはおっしゃっていました。
白壁の部分の明らかな増築部分など、コントラストが美しいですね。城内には、トレーサリーという礼拝堂があり、城主一族が祈りの場としていたそうです。礼拝堂は出っ張り部分にあるそうで、なぜ、外部から目立つところに設置したのか、議論があるようです。一説には、城外からあえて礼拝していることを主張するためとか。この時代、城主の礼拝を外部に知らしめる要因って何だろうなと思ったりします。
そのような背景も知ると尚のこと、キャ~、素敵!!と思います。
さて、社会人になってから、現在までざっくりと。
大学卒業後はまっすぐ社会人に。今思えば、美術遊学しておいてもよかったかなと思います(笑)。山田五郎さんは、上智卒業後、ヨーロッパ遊学と著書ではっきり書いてますよね。
そもそも高校までの美術教育って選択制だし、それは、音楽教育に関してもそうですよね。しかし、時代はそういう余裕を失っていましたし、普通高校から大学入試では”試験に関係のない科目”。これが残念。
公務員業界に身を置き、様々なことを経験させてもらいました。住民や各種団体、事業者、官公庁とお付き合いしながら、21年数カ月かな。
組織とは何か、人間関係の酸いも甘いも相当学ばせてもらったなと顧みてしみじみ思います。「何の仕事をするかより、誰と仕事をするか」です。
その後、とある伝統工芸の会社で見習いをするも身を引かせてもらいました。この時に得た伝統技術は、別の機会に克明に書き記したいと思っています。貴重な記録であるし、広く世の方に知って欲しいと考えているからです。
現在は、大学で専門科目履修していたり、国家試験の勉強、歴史講座の受講、クラシック音楽会での鑑賞など、一旦、社会から身を引いた立場、職業生活を離れやりたいことをやっている人、そんな生き方をしています。
コロナに翻弄された2020年も間もなく終わります。ですが、コロナには時間の区切りも関係のないこと。来年は平安な世の中であることを願いつつ
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