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【アート】光と影に色彩を加えて未来を描く②-オラファー・エリアソン

今日は国立新美術館で開催中の
「テート美術館展 光 LIGHT」をご紹介。

この展覧会は
イギリス「テート美術館」のコレクションから
「光」をテーマに作品を厳選

18世紀末から現代アートと約200年間の
芸術家の独創的創作、光に注目した展示会。
「光」というキーワードとともに
選ばれた作品たちが展示されています。
この展示会には
たくさんのインスピレーションがありました。
気にいった絵を何編かに分けてご紹介します。

ターナーの作品を紹介した記事は↓

今日はオラファー・エリアソンのご紹介。
作品「黄色 vs 紫」2023年
不思議な空間でした。
黄色のプレート2枚が、ゆっくり回るんです。
そしてそこにライトがあてられるのですが、
黄色に見える箇所と、紫に色がかわる箇所と、
動きながらサイズも変わるし色も変わる。
光って不思議、動くと変わる。。
ずーっとみていられる作品でした。

部屋に1台のライトと、空中に丸いプレートが2枚
ゆっくり回っていきます。ライトからは紫の丸が。
重なっているときは黄色ですが
あ、色が変わった。
なんとも不思議な黄色と紫

この作品を見てすぐ、
あ、このアーティストは金沢21世紀美術館にあった
カラフルな色たてもの
『カラー・アクティヴ・ハウス』のアーティストだ!
とわかりました。

2022年秋に金沢を訪れました
影も面白い。

オラファー・エリアソン
1967 年コペンハーゲン(デンマーク) 生まれ、現在ベルリン(ドイツ)とコペンハーゲンに在住。1995 年ヴェネツィア・ビエンナーレに初参加以来、世界的な国際展に招かれる一方、欧米の主要な美術館で個展を開催するなど活躍が続いています。自然界における様々な現象―光、影、色、霧、風、波などを作品に取り込み、鑑賞者の感覚や認知を揺り動かす作品で知られ、特に2003 年、テート・モダン(ロンドン)のタービン・ホールで発表した《The weather project (ウェーザー・プロジェクト)》は大きな成功を納めました。

金沢21世紀美術館 HPより

オラファー・エリアソンは、
ある環境の中で、光と色がどうやって知覚されるのか
を追求しているアーティスト。

そしてこのテート美術館展の最後を飾っていたのも
オリファー・エリアソン
でした。
『星くずの素粒子』には反射ガラスがはめ込まれて
回転しながら光を放ちます。
これは、もう宇宙そのもの。

美しすぎて、ずっと眺めていられます。

光と影に、色彩が加えられ、
そして未来を描く。
オラファーの作品は、
自然や都市に馴染むもので
でもなんとなくメッセージ性があり
我々に未来を問うように見えました。

私が大好きなライゾマティクスのイベントでも
オラファーさんは、インタビューされていました。
私が惹かれるのは、やっぱりなんか関連性があったのですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
何か心に残れば、嬉しいです。
テート美術館展は10月2日までです。
今週末、ぜひいかがでしょうか?


テート美術館展  LIGHT 光
2023年7月12日[水]-10月2日[月]
国立新美術館
企画展示室2E[東京・六本木]
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
10:00−18:00
定休日 火曜日
一般 2200円


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