
心のハーモニー、サントリーホールで歌声を
サントリーホール
クラシック音楽界でも最高峰とされ、
多くの音楽家にに愛されています。
そんな素晴らしい場所で、
大学混声合唱団のコンサートが開かれるということで
大学時代の友達と訪れました。
今日は天気は春めいており、心地よい陽気。
サントリーホールに足を踏み入れると、
なんとも言えない興奮が全身に広がります。
ホールの壮麗な内装と素晴らしい音響が、
期待感をさらに高めてくれました。
コンサートが始まり、
現役学生とOB、OGによる混成合唱が披露されました。
若い声、年配の方々の声、
女性のソプラノ、アルト、男性のテナー、ベース、
それぞれの声がホールの音響に乗って、
時には温かく、時には壮大に激しく響き渡ります。
さまざまな声が一つに溶け合うのは、
心に深く染みわたる瞬間の連続でした。
歌というものの力をあらためて感じさせられる、
素晴らしいコンサートでした。
特に印象的だったのは、
OB、OGの方々が楽譜を見ずに歌っていたこと。
彼らの中にはかなり年配の方もいらっしゃいましたが、
歌詞、音、リズムのすべてが頭に入っているのでしょうか。
その姿はまさにプロフェッショナル。
学生の時だけではなく、その後も合唱を続けることの素晴らしさ、
歌に対する情熱を強く感じました。
コンサートの最後には、観客全員が拍手喝采です。
その瞬間、ホール全体が一つになり、
皆の心が共鳴しているように感じます。
音楽の力で人々が繋がり、
一つの大きなハーモニーを生み出すことができるのだと実感しました。
サントリーホールは
世界一美しい響きをめざして
作られたコンサートホール。
サントリーホールは、東京で最初のコンサート専用ホールとして、「世界一美しい響き」をコンセプトに1986年秋に誕生しました。それは当時サントリー株式会社の社長であった佐治敬三の永年の夢の実現でもありました。
サントリーグループが世代を超えて文化・社会貢献活動を継続して行ってきた原点は、創業者・鳥井信治郎が信念としていた「利益三分主義」にさかのぼります。事業によって得た利益は、「顧客へのサービス」「事業の拡大」そして「社会への還元」にも役立てたいという考えです。サントリーホールもこうした精神を受け継ぎ、活動に取り組んでいます。
サントリーホールは、開館当時2つの点で画期的な存在でした。ひとつは、コンサート専用ホールとして音に徹底的にこだわったこと。日本で初めてヴィンヤード(ブドウ畑)形式を採用し、演奏家と聴衆が一体となった臨場感溢れる音楽体験を共有できます。もうひとつは、コンサートを楽しむ文化そのものを日本に根づかせたいとの思いから、開演前や休憩のひとときを楽しんでいただくサービスを 取り入れたことです。お客様を案内するレセプショニストやクローク、ドリンクコーナーも導入し、大人の社交場としての新たな楽しみを創造しました。
1986年から、我々を楽しませてくれているサントリーホール。
会場時間のパイプオルゴールもかわいらしく
そして壮大な音で会場を知らせてくれます。

このオルゴールに見える37本のパイプから大きな音が出るのです。
大ホールに設置されたオルガンと同じ素材で作られたパイプのようです。
サントリーホールのあちらこちらに
様々な演出が音楽を楽しむ、文化を楽しむために工夫されています。
まるでミュージアムのようなサントリーホールですので
音楽を聴く目的ではなく、建物や装飾を鑑賞するにも素敵な場所です。
サントリーホールがあるアークヒルズは
桜の名所でもあります。
ぜひ桜の季節にも楽しんでみてください。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。