銭湯の常連さんのおはなし
今宵は、銭湯に必ずと言っていいほどいらっしゃる、
常連おばちゃんについて語りたいと思います。
2022年30回は東京の銭湯に行ったでしょうか。
初めて訪れる銭湯は、ちょっとドキドキ。
番頭さんにお金を払って、女湯という暖簾をくぐると
そこはもう、女の園。
そしてその奥、お風呂場には
それぞれの楽しみ方で銭湯時間が漂っています。
私ももちろんおばちゃんなのですが、
銭湯巡りをしているので常連おばちゃんとはちょっと違う立場。
そんな私が愛をこめて勝手に分類してみました。
銭湯常連おばちゃんその①
「こっち空いてるよ」おばちゃん
初めて訪れる銭湯は、わからないことが多いため
お風呂のとびらを開けたら
ちょっときょろきょろします。
そんな時に、すぐ声をかけて色々説明してくれる
ボスのようなおばちゃんがいます。
「ここ空いているよ。」とカランの場所を教えてくれたり
サウナに入ると「この場所が良いよ」
大体、ポジショニングを教えてくれることが多いです。
様子を見ていると、その後お風呂に入ってくる、
常連さん仲間とアイコンタクトをしていたり
手を振っていたり。
銭湯が近所のコミュニティになっているのですね。
その中でもボス的な存在であります。
銭湯常連おばちゃんその②
風と共に去りぬおばちゃん
私は割と長風呂で1時間は平気で入っちゃうおばちゃんなのですが、
必ず出会うのが、さっと入って、さっと出る。
え?30分も入っていなんじゃなの?
と思うような、でも常連さんのおばちゃんです。
先ほど入っていらっしゃったのに、
湯舟に浸かったのかな。。。と思うくらい
まー早い早い。
常連さんだから、勝手も良くわかっているのか
手際もとても良いです。
これは江戸っ子気質なのでしょうか?
それでも短い時間に、隅々までキレイに整えていらっしゃいます。
銭湯常連おばちゃんその③
マイ桶愛用おばちゃん
各銭湯の脱衣所には、普通のロッカーと小さなロッカーがありまして、
小さなロッカーはサブスクのように
地元の方々が借り切っていることが多いです。
靴箱より大きいのですが、普通のロッカーよりだいぶ小さい。
大きさがちょうど桶が入る高さになっていて
マイ桶と全てのアメニティを保管なさっている方が。
昔家にお風呂がなかった時に
近所の方がお風呂セットを保管して通われていたのでしょうね。
今もその小さなロッカーは、ロッカーの下部にポジショニングされていて
大体常連の方が借り切っています。
マイ桶で入っていらっしゃる、
そこにちょっとプロフェッショナル感と尊敬の念を感じる
銭湯巡りおばちゃんの私でもあります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今宵も実は銭湯に行ってきたので、
この3人にもれなく会うことができ
何となく心落ち着いた金曜の夜です。
皆様どうぞ良い週末をお迎えください。