真夏の地下迷宮！日本一のモグラ駅、土合駅を征服

先日群馬みなかみにに旅行に行ったとき、
日本一のモグラ駅とよばれる、
関東の駅百選にも選ばれた土合駅を訪ねました。
谷川岳の玄関口としても親しまれる土合駅。
群馬県利根郡みなかみ町にあるJR上越線の駅です。

天気が良く、山もきれいに見えます

駅にはこんな記載が

ホームは２つあり、地上が2番線、大宮・上野方面。
1番線が地下迷宮なのです。

地下迷宮の始まりはこんな感じです。

トンネルが続きます。

湯檜曽川と国道291号を跨ぐ143 mの連絡通路

このトンネルはどこに続く???

トンネルを抜けると、ドアがあります。
多分雪の季節、このドアを閉めて雪除けしているのでしょう。

このドアを抜けると、この風景が。
なんと、ホームはこの下にあるのです。
迷宮の入り口。これが日本一のモグラ駅！

階段に1967－9とあります。1967年にこの駅があったとは。

壁には貴重な説明が。

この、ほぼ一直線に伸びる462段の階段（長さ338 m）。
これは降りるのもそして戻ってくるのも
かなりの勇気がいります。
実際、階段上で「You Tubeで見ればいいね」と
写真だけ撮影されて帰られた家族もいらっしゃいました（笑）

せっかくここまで来たので、ホームまで降りることにしました。
階段を下りていくと、少しずつ涼しさも感じ、
側道に水が出ているのもわかります。

深い！

そして、最後まで降りました！日本一のモグラ駅看板が。

駅舎と上りホームのある地上と
下りホームの高さは81 mもの高低差があるそうです。
そして、目の前にホームが広がります。

これが新潟行きのホーム

もちろん電車も通ります。

とてももぐった気がしますが、それでも海抜583m

待合室横に、こんなスペースがありました。
クラフトビールを熟成中。
こんなこともできるのですね。

覗いてみると、樽がいくつも！これは面白い企画ですね。

涼しさと、駅のホームを堪能したら、
今度は階段を上ることに。
これはなかなかの運動です。

途中休みながらも、
汗だくだく、そして息は絶え絶えですが、やっと462段を上りました。
ドアには、こんなメッセージが。

そしてこれが、最後の階段です。
膝ががくがく。。。。
今は、無人駅になっていますが、
駅員さんがいたときは、
これを毎日下って上っていたの⁈と疑いたくなります。
駅員さんには「階段手当」をお支払いしていたよね、と思いながら。
しかもですよ、ホーム2つあって、この離れ具合。
一人で管理できないでしょう。。。。。

きっぷ売場

それにしても、国鉄というのはすごい会社だと思います。
昭和30年代に、これだけの駅を作り、
そして今も駅として管理され、機能しているのです。
ちなみに映画「クライマーズ・ハイ」のオープニングで
この駅が使われています。

群馬の沼田エリア・みなかみにいらっしゃるときは、
ぜひ訪れてみてください。
この駅の偉大さは、次の日脚が痛くなりますが、
やはり階段を下りて上ってを体験するのがベスト。

最後までお読みいただき、ありがとうございました！