心奪われる美の至宝 メトロポリタン美術館展
国立新美術館で昨日から「メトロポリタン美術館展」が始まりました。
去年11月から大阪で開催、あちらこちらで話題になっていて、早く東京に来てくれないかな~と心待ちにしておりました。
アート好きの私としては「やっぱり初日に行きたい!」という事で有給休暇を取得し、朝から訪れたのでした。
コロナ禍の開催、蔓延防止措置出ているし、平日だし、朝早いし。。。。きっとそこまでお客様がいないだろうなぁと思って訪れたら、予測は当たらず。会場には長い長い列が出来ていました。私は10時30分の予約をしており、入場したのは10時57分。ギリギリセーフで会場に入りました。
今回会場に入って、印象的だったのが2つ。
一つは展示会の空間の使い方です。日本の美術館には珍しく、広々とした空間で絵を見るにも、ゆっくり、ゆったり見る事が出来ます。会場の中央部に椅子が置ける程の空間取りはまるでヨーロッパの美術館。これも国立新美術館ならではなのかもしれません。
そして、もう一つは、今回の展示室の壁紙と絵の展示の仕方です。今回は展示室が3つのセクションに分かれているのですが、3つのセクション展示と小部屋の壁紙色はどれも印象的でした。特にIIの赤い壁はかなりのインパクトがあります。
I.信仰とルネサンス 深い紺、明るいグレイ
II.絶対主義と啓蒙主義の時代 赤、ピンク、ベージュ、ライトブルー
III. 革命と人々の為の芸術 濃いグレイ
また、所々絵が比較して見れるような展示がされておりました。例えば、カラヴァッジョの音楽家たち(1597年)とラ・トゥールの女占い師(1630年代)。女性画家、ル・ブランとヴィレールの絵。ゴッホの花咲く果樹園(1888年)とゴーギャンのタヒチの風景(1892年)それぞれが心落ち着く場所が違うというのも面白く。。。作品だけではなく、画家のタッチ、モチーフの描き方など比べて鑑賞するのも、いつもと違った楽しみ方です。
今回は日本発公開46点を含む65点が、この国立新美術館に集まりました。65点は、ルネサンスから19世紀まで(モネの水連だけが唯一20世紀の作品です) 西洋絵画史500年を彩った巨匠たちの名画が勢ぞろいしています。
鑑賞終わった後の感想は「やっぱりアートは心落ち着かせてくれる。来て良かった。」今回の展覧会のコピーは『心奪われる美の至宝、来日』私の心は確実に美の至宝に奪われました。やっぱりアートってすごいです。 開催は5月30日まで。
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