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【アート】脳トレ間違い探しが、アートの新たな視点を気付かせてくれた
皆さんは、間違い探しはスキですか?
私は大好き&お得意!
しかしながら、日本経済新聞に時に掲載される
脳トレ「超ムズ間違い探し」という間違い探しは、
かなり難しい間違い探し。
例えば絵が描かれているタッチが
数センチ違っていたり、
壁に貼られている絵の角度が違うなど、
すぐには気付かないような間違いばかり。
それが逆に脳のトレーニングになるというものです。
先日は私が大好きなゴッホの「アルルの寝室」がお題でした。
左右の絵に間違いが9つあり、それを探してみてくださいというもの。
私は正しい絵画を隅から隅まで目を凝らし、
間違いが描かれた絵と比べてみました。
こんなに詳細にゴッホの絵を見たのは
もしかしたら初めてかもしれません。
ゴッホのブラシの圧、ストロークから、
細い筆のタッチや途中の線の太さまで。
間違いは全部で9つのあるのですが、
結構時間がかかりました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/121253803/picture_pc_c5d06ad42fba9cd20b49c1ab68609b98.png?width=1200)
間違い探しをしている中で、
ゴッホの絵画に再度気が付いたことがあります。
描かれる物に必ず縁取り、輪郭があるのです。
かつて高校時代、ゴッホの縁取りは「浮世絵」の影響なのだと学びました。
海外の高校でアートの授業中、
静止画を描いていたら、
先生に(インド人)に
「君はやはり日本人だね、オブジェに輪郭がある。」
と言っていただいたのを覚えています。
「アルルの寝室」のベッド、椅子、オブジェ、全てに輪郭があって
絵が校正されていました。
また間違い探しに目を凝らしていると、
ゴッホの直線にならない歪んだ線に
目がだんだん酔ってきます。
乱視だからか、歪んだ線が
さらに歪んで見えてきたりして。
ゴッホには寝室がこう見えていたのだ、
と少し彼の目線が見えてくるような気がしました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/121254016/picture_pc_433b4f3fc4aa3a66d72c1fbcdf5f3815.png?width=1200)
ということで9つの間違いを見つけるのに
30分以上費やしました。
ゴッホの絵をこれだけじっくり見たのは、
ほとんど初めてかもしれない。
これは新たな発見だった!
と気付かされた間違い探しでした。
みなさんも、間違い探いで
新たな発見があるかもしれまんよ。