【アート】青に染まる世界。驚きと感動を呼び起こすイヴ・クラインの遺産
春の青空を見ていたら、
昨年金沢21世紀美術館で見た
イヴ・クラインの青いキャンバスを思い出しました。
その展示会は
「時を超えるイヴ・クラインの想像力」
ー不確かさと非物質的なるものー
開催は2022.10.1-2023.3.5。
昨年11月に金沢で見学しました。
イヴ・クラインは、身体のアクションや音楽、
パフォーマンスを
青に代表される色、火、空気などを用いて
物質を通した芸術を見せるのではなく
「感性」で表そうとしました。
特に彼の表現する青は、
「インターナショナル・クライン・ブルー(IKB)」と呼ばれ
特に目を奪われ
心の中に強く残ります。
イヴ・クラインについては、
artoday-chiakiさんがすごくわかりやすく説明してくださっていますので、
こちらをどうぞ!
彼の青は絵だけではなく、オブジェ、そして物体として表現され
美術館のあちらこちらに展示されています。
不思議なのは、どの物質であったとしても、
IBKは全て同じ色、同じ青なのです。
我々は、今、気候変動・ウィルス・ネットの情報など
見えない「不確かさ」や「非物質的なるもの」
に大きな影響を受けています。
そんな我々に、想像すること、
感じることの大切さを教えてくれた展示会。
展示会を訪れて半年ほど時間が経過し、
春の青空を見て、ふとイヴ・クラインの青を思い出した春の日でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
何か心に残せたならば幸せです。