飯沼一家に謝罪します 考察
もう怖いので早く寝たいのですが…
矢代教授の儀式は成功していた
または意味がなかった。幸せ家族王で100万円をゲットできたのは、儀式の効果か偶然で、ぶり返して不幸になるということはない…はずだった。
(このあとの文章が複雑になってしまうので、一旦成功したということにしておきます)
明正が呪い返した
儀式では「悪いもの」として飯沼父母は「明正」、飯沼妹は「お兄ちゃん」…つまり明正くんを紙に書いた。岸本良樹だけ「数学の成績」を書いた。
儀式の効果が表れたのか表れてないのか、自分が悪しき物として扱われている事を何らかの形で知った明正は呪い返しを行った。
その際に、岸本良樹も対象となってしまう。
その効果とは!
明正は当時引きこもりのオカルトマニアで、怪しいオカルト知識を溜めていたのでしょう。
オカルトマニアらしい呪い返しを行い、その結果が「顔がおかしい写真」「曰く付きスポットを周る国内ハワイ旅行」「向こうへ行くための輪っか」「明らかにおかしくなった家族」だったのではないでしょうか。
割と謎なまま終わったあれらの内容について、考察しようと思えばできるとは思うのですが、個人的には明正のオカルトマニア的呪い返しのメタファーなんじゃないかなと思います。だってあからさまにホラーすぎるしちょっと浮いてません?
明正、焦る
ちょっと復讐できればいいやくらいだったのに思ったより家族がおかしくなってしまい焦った明正は放火(もしくは明正の呪いによる不幸?)。そして既に埼玉を離れた岸本良樹も同様になってるだろうと思い、申し訳なさからりんごを送るようになる。
一方徳島では
良樹がおかしくなったのを岸本母は矢代のせいだと断定。そして矢代も自分の儀式の失敗を確信し、番組制作を了承(番組名はなぜ飯沼一家に?)。
「49日の裁き」はあくまで「矢代の儀式の失敗への対処」として練られたものだと思うのですが、実際に良樹が受けていたのは「明正の呪い」です。ここが噛み合わず、裁きは失敗。
2人は合体してキメラになってしまったのかよくわかりませんが、とにかく2人とも良くない状態で岸本家の2階で植物状態になっている。
岸本母は矢代が余計にやらかしたので復讐としてそのままにし、隠している(最後の絶対放送してくださいね!がなんなのかよくわからない。怖い)。
考察しきれてない部分もありますが大まかな流れはこんな感じなんじゃないかなーと思います。
総じて
ただのホラーでは終わらせない。
最後の最後に、被害者でもあり加害者でもある明正の口から絞り出される、この番組唯一の謝罪が、美しかったです。