身内向け簡易解説:HoR期進化ネメシス
0. はじめに
はじめましての方ははじめまして。また読んだよという方はご無沙汰しております。やたぴりかと申します。ファイナリストになったことがある程度の実力を持っています。
今回は、私自身が波動を感じるほど強いのに世間では騒がれていない進化ネメシスを盛り上げていくために筆をとりました。
競技シーンに携わっている方も、そうではないけどグラマスなりてえぞみたいな方にもこのnoteが届けばいいなと思います。
環境はじめでもあるため、アプローチが間違っていたり、構築が洗練されていない可能性があります。ご承知おきください。
1.1 構築について
6月29日現在のものになります。特徴的なカードを解説していきます。
ミカエルは回復量が要求されるゴーストネクロに勝つために必要不可欠なカードだと思います。カシムローザがいるため1枚でも機能しますが、2回直接召喚することで回復量が足りるのかなと思います。目安としては6tに1回目の直接召喚ができればいいと思います。
ちなみに、ルシウス3tポン置きへの回答でもあります。
1枚目は強いけど2枚目以降が弱いカード。枠があるならば2枚目を採用検討してもいいと考えられます。このカード1枚で先攻でも2回復、2ドローくらいは期待できるので上振れ要素として採用しています。
基本的にシンのコストダウン後に使うため、ハンドで重なると渋いカード。後述しますが、中盤までのppは主に進化稼ぎに使いたいです。そのため、投げる余裕がありません。
シンが起動したらあとは大宇宙ステージなのでなんでもやれます。その際に1コストで4ドローできると書いてあるこのカードはとても強いので1枚刺さっているという感じです。
1.2 構築の変遷(06/30追記)
上記構築からメタゲームの変化や様々な方の意見を参考に構築をアップデートしました。順に説明いたします。
①ミラーの増加によるパンドラの採用。ミラーが増えているためパンドラによりロングゲームを拒否することができます。これにより、先着シンがより一層強くなりました。
②アークの増量。ゴーストネクロに対して非常に有意なカードであることが壁打ちによって判明したためより引き込みやすくしたい意図。パンドラとも相性が良く、2面をアークで埋めてもリーサルを取りやすくなったのも追い風。
③ミカエルの減少。本当に強いんだけど枠がないので諦めました。枠があったら2枚積みます。
④バイヴカハを抜き。パンドラと役割とレンジが被ったため抜きました。早期に置くカハは弱い認識だったため、8以降のカード認識を持っていた。
⑤クリーニングドールの採用。このカードの評価を不当に低くしていました。ごめんなさい。試していた時は人形を2枚以上回収してそれらをすべてレスキューで変換を当初はしていました。そうではなく、0人形本体をしっかりと運用する(0人形進化スタートなど)ことで進化回数調整できたり、連携を稼げることこそが本領だと気づきました。これらの動きの知見が足りていないため上記構築では抜いていました。
2. マリガン
単キープ対象は以下の通りです。先後で変わらない印象です。
同調がある際にメカニカルドッグもセットキープします。基本的には他のカードを持つことはありません。
キリエに関してですが、必ず進化を切りたいフォロワーであるためそれ以外のタイミングで投げることはほぼないです。相手のテンポに付き合うため以外の用途では進化まで我慢しましょう。
2.1 07/03時点でのマリガン(07/03追記)
私が現在、単キープしているカードになります。ローザのビートダウン性能による評価の向上(盤面に生き残りやすいため結果的にライフを詰めれるor自身のライフを守れる)、同調犬or同調無しで犬犬犬の勝率への寄与度が高いことの判明によるメカニカルドッグキープが主な変更点です。
また、セットキープとして同調+フレイアor犬など、進化回数が早期に稼げる見込みがあるときはアリスも持つようにしています。特に、先手で5tキリエ進化→アリスによるリソース補充ができた試合は大きく勝ち越している印象があります。
他にもセットキープはありそうですが、ここに書いていないカードを持つ場合は2枚上のカードを持って3枚目に悩むみたいなパターンが多くなると思います。
マリガン優先度の目安として
アーク>同調>犬=フレイア>キリエ>カシム>ローザ
くらいの感覚を持っています。対面や取りたい戦術(進化稼ぎなのかアグロで攻めていくのか)によって変動することがあるため、柔軟に対応していただければと思います。あくまで目安です。
3. ゲームプラン
基本的には7tシン起動、8tリーサルを狙います。たとえ、7tに間に合わず8にシン起動だったとしても、6回復の最低保証があるため負けというわけではありません。柔軟に対応していきましょう。
序盤(マリガン~進化ターン前)
基本的には顔を詰められないように立ち回るor進化を稼ぐ立ち回りをしたいです。カシムなどの強力な除去強制札で顔を守ったり、同調からのメカニカルドッグによる進化稼ぎが該当します。
ここで進化を稼ぐことはマストではないため、とにかくライフを守ることを意識しましょう。
中盤(進化ターン~7t付近)
ここからはすべてを進化回数稼ぎに注力します。重要なことは相手の強い動きで詰まないこと。ダイマスであったり、マスカレードゴーストが今の環境だと該当すると思います。それぞれに回答を持つために、カシムの雑吐きを我慢したり、グリームニルを残したりといった対応が必要になることがあります。特に7回達成のグリームニルの処理能力は非常に高く、6t5回進化スタート時にレスキュー融合×2→マシーン×2自動進化→グリームニルといった処理ルートを取ることも留意しましょう。
最速で後6にはシンが起動します。シンを何tに起動させるか逆算しながら相手のボードに付き合う意識が重要となってきます。
終盤(シン起動~リーサルまで)
シン起動後にやるべきことは①打点を投げて勝つ、②打点がない時に山を掘るor回復してゲームを伸ばす、の二つがあります。シン起動が最優先であるため、打点が揃っていなくても起動するシンはとりあえず投げましょう。
シンが起動すればライフは大きく戻りますし、ボード優位も作れます。打点が足りなかったとしても、ボード優勢であるためリソース回復にターンを貰えることがほとんどなため、結果的に勝ちに近くなるのではないかと思います。
4.レスキューに何を融合すればいいのか
はじめてつかう方はここの融合に悩むと思います。答えは明確にあります。それはシン以外ならばなんでもいいです。身もふたもないので優先度を記述しますと
使わないメカニカルドッグ≧同調のトークン>アームレスキュー>ローザ>カシム (06/30同調のトークンを追記)
となりますが、場合によってはカシムもガンガン混ぜます。また、ターン1しか融合できないため、投げないターンに融合したりもします。自分のハンドの進化回数と相談しながら混ぜていきましょう。
注意点として、進化可能ターンからしか融合できません(1敗)。留意しましょう。
5. 質問コーナー
公開後、いただいた質問を追記していこうと思います。noteの最後に書いてありますTwitterアカウントまでDMいただければと思います。よろしくお願いします
Q. クリーニングドール採用しない意図は?また、採用するならどこを削るか
A. リソースが足りていると判断したため、採用するならばオリシルとミカエルを1枚ずつ削り2枚採用すると思われる。
Q. どこに波動を感じたのか
A. 受け続けていれば勝てる点が清浄ビショップに通じる部分があると思った
Q. 現在のメタゲームにおいて有利不利を教えてほしい
A. 有利:AF、機械Nm、回復B、連携ロイ、秘術ウィッチ
微有利:ゴーストNc、結晶B
五分:狂乱(先攻有利)
不利:マナリア、ウヌエルB
イメージとして、otkできないorできるが制約があるクラスに有利、無条件otkを持つデッキに不利な印象。間違っていたら申し訳ないです。
Q. 序盤の同調の使い方について、雑切りしてパーツを揃えに行く感じなのか
A. その認識で間違っていない。メカニカルドッグとセットと思われがちだが、メカニカルドッグはアームレスキューに混ぜるという最低保証があるため、それよりも連携稼ぎやドローを進める意味で同調を雑に使ってよい。概ね1tと3t(2コスにくっつける)に使うイメージ。
Q. ミラー意識していることはあるか
A. ミラーは先出のシンだけではなく、otkを意識している。シンの打点は同じ枚数のシンで返されてしまうため、シン→次のターンのotkで勝つことを重要視している。また、これを避けるためにアークで上限を上げることは非常に有効であるため、後手まくりの一つの手段になっていると考えられる。otkが難しい場合+アークが置けている場合は後出しのシンで受けることを検討してもいいかもしれない
まとめると、シンの次のターンにotk、それを回避するためにアーク、otkできないなら後出しのシンで受ける。以上。
Q.パンドラの採用はどうお考えですか?(複数人からいただきました)
A.ミラーがなぜか増えているため、とてもありです。環境次第では入るカードですし、最悪混ぜれるのでお守り採用は悪くないと思います。私も採用しました。
Q.勝つために意識していることはありますか?
A.リソースの最大効率化と体力を高く保つこと。リソースの最大効率化はカシムを雑に投げないなど、除去札を効率よく使うことなどが該当する。
体力を高く保つことは相手のリーサルを回避することと同義で、1点耐える調整でもいいがそれは相手を熟知しないとできないので基本的にはできうる限り体力を高く保つことが望ましい。
Q.パンドラの採用理由と使い方について
A.ミラーなど回復が多い対面をotkするために採用している。使い方は、シン起動後にアリス/グリームニル/シンのうち2枚用意してパンドラ進化→それら2枚でリーサルとなる。ちなみにアリスはドローするのでパンドラ進化前に出す必要があるので注意(1敗)
Q.アークが他の自由枠と比較して秀でている点、また先後問わずキープするか?
A.体力上限を上げることができる点が秀でている。また、先後問わずにキープする。体力上限を上げることにより、相手のリーサルを躱しやすくなり、結果的にシンが間に合いやすくなる。また、先2tなら2回復2ドロー、先4tでも1回復1ドロー以上は見込めるため、リソース面でも問題ないと考えられる。面が埋まるのが懸念点だが、前述したパンドラ含みのotkがあるため問題ないと考えている。
5.1 壁打ち結果
対ゴーストネクロ 5-4
使用リスト↓ 対面はケルベロス1その他3×13の一般的なリスト
2.対八獄ウィッチ 10‐4
対戦相手:Re| Hieroglyph 様 @hieroglyph459
https://twitter.com/hieroglyph459?s=20
配信URL
詳しくは配信を見てください。アークがひたすらに強かったです。
3.対スペル型マナリアW 6-10
対戦相手:ぺいぺい様(INSPiRE所属のVtuber様)@peipei_sv
https://twitter.com/peipei_sv?s=20
配信URL
先手1-7、後手5-3だったことから超後手マッチであることが判明。不利だとは思っていたが予想以上に善戦できたため、大きなポジティブ要素だなと思いました。詳しくは配信を見てください。
4.対結晶ビショップ 5-2
対面リスト:06/30優勝された方のリスト
カシムローザビートを意識した動きで試してみたが通りがよく感じた。進化意識の動きは試していないため、今後またやる機会があったら試したい。
総じてやや進化ネメ側の引きが良い試合だった。
5.対結晶ビショップ(狼型) 5-4
対戦相手:簒奪の使徒 さん @m_kouverse01
使用リスト
同調犬の有無で勝率が有意に変動することが分かった。相手のフェインの有無ではなく、自分との闘いであることから、カシムローザビートを狙うのか、同調犬を狙うのかを見極めるべきだなと思いました。
6.対チェスウィッチ 3-5
対戦相手:日野光さん(Asteriskリーダー) @hinondam
同調犬しても全く勝たなくてただひたすらに相手の欠損を祈るゲームでした。マナリアよりも厳しくて、正直お手上げな対面です。イメージとしては、ローザorフレイアを起点に攻めていき、7リーサルを狙っていくのが一番あがけるのかなと思いました。
5.2 アークっていつ置くの?(07/03追記)
アークをいつ置けばいいのかについてご質問いただく機会が複数回あったため、項目を分けて書かせていただきます。
アークは先攻であっても、2tに置ければ2回復2ドロー、4tでも1回復1ドロー程度は見込めるリソース札になります。上限を上げることができるため対面への要求値を高くしやすくなります。
主に置くターンは2~4t及び7tです。2~4tはすることが限られているため、リソース補充の意味合いでも、なるべく早くに置くべきであると考えられます(アグロ戦術狙いや、相手がアグロでテンポロスが負けにつながる時を除く)。特に対面がアグロなどで置くテンポロスが許されない後手の場合、後4にキリエ進化+アーク(+レスキューに融合して1進化)みたいな動きは頻出になります。
7tに置く場合は、オリシル進化(先なら3回復後手なら4回復)+アーク+シン起動(+後手ならレスキューに融合で1進化)というパターンで置くことがあります。この際に注意すべきことは、アークを先に置かないとドローしたカードにシンのコストダウンがのらないことです。
これらのパターンで重要なのは、アーク設置を重要視してシン起動ターンが遅くなってしまわないようにすることです。シン起動が最優先のデッキであるため、そこは留意しましょう。
6. おわりに
簡単に自分の思考を書いてみました。簡易的過ぎて分からない場合はお気軽にDMください。追記していきます。
いいねが励みになります。この記事だけではなく、記事リンクを載せたツイートをいいねやリツイートしていただけるととても嬉しくて次回も書いちゃうかもしれません。ひと手間どうかよろしくお願いします。
それではまたどこかでお会いしましょう!
ここまで読んでくださりありがとうございました。
Twitter:@25o_clockWorld
6.1 更新履歴
2023/06/29 公開
2023/06/29 ミカエルの項に追記、Q&Aの更新
2023/06/29 壁打ちの項を追記
2023/06/30 構築に追記、アームレスキューに融合の項に追記、Q&Aの更新
2023/07/01 Q&Aの更新、7.宣伝コーナーの削除
2023/07/02 壁打ちの追記
2023/07/03 マリガン及びアークについて追記
2023/07/05 壁打ちの追記