デジタル資本主義社会での生き抜き方

ポイント
①デジタル経済とは
②共有社会とデジタル資産
③無形資産の蓄積の方法

①デジタル経済とはデータやデータを生かすビジネスモデルが時代の主役となる経済です。つまり、これまで、製造業中心の資本主義社会では、重視されて来なかった、形のない無形資産が富を生み出す源泉となる社会になっているということです。米国や欧州では、無形資産投資が有形資産投資を上回っているそうです。デジタル経済の特徴は何でしょうか。それは、知識や情報の価値というものが非常に大きくなることです。これまで、知識や情報というものは、有形的な資産の付属物のようなものでした。しかし、現在では、SNSや共有プラットフォームの発達によって、様々な無形資産、例えば、ソフトウェア・データ、芸術作品、文学作品、デザイン、商品開発ノウハウ、研究成果、人的な資本などが取引されるようになりました。そして、その最たるものが、アメリカの超大手IT企業GAFAM(google、Amazon、apple,microsoft,meta)です。これらの企業の収益の源泉は、データ、情報、知識、コンピュータシステムといった無形資産です。つまり、GAFAMは巨大な無形資産のカタマリだという事ができます。この見えない巨大な無形資産が巨大な収益と企業価値を生み出しているわけです。そして、社会全体を見ると、農業が主役の時代から工業が主役の時代に、そして、情報と知識が主役の時代に変化してきたということです。この無形資産、知識と情報が主役の時代であり、これらが富の源泉となるということを理解する事が大切だと思います。

②そして、現在において社会の流れとしては、共有社会であるといえます。つまり、これまでの時代は、情報は、ライバルにもれないように隠し、情報を独占しようとする考え方が主流でありました。しかし、現在、また、未来は、情報や知識を共有する社会に変化するということです。そして、みんなで価値ある情報を共有し、共存共栄を目指すという考え方ですよね。その際たる象徴がインフルエンサーやyoutuberといった人々です。よって、価値ある情報は独占するのではなく、インターネット空間で共有することによって、情報の価値の対価として、報酬を得るという構造に変化してきています。そして、個人の世界で見ると、利己的な社会から、自他共に発展することを目指す考えが主流になるような気がします。

③最後に、現在の富の源泉である無形資産の作り方を一緒に考えて行きたいと思います。無形資産の作り方の例として、文章という無形資産の作り方を
考えてみましょう。考え方は、シンプルです。文章を作る時は次のポイントを意識すると良いと思います。
無形資産を作るときのポイント=得意 ✕ 好き ✕ 貢献
です。これは、得意、好きに関しては、文章を作るときのモチベーションの源になるので、この2つは必須です。これに、もう一つの重要なポイントである他者や社会への貢献を考えることが大切だと思います。この3つのポイントを押さえれば、自分のモチベーションを高めながら、社会や他者への貢献ができる価値の高い文章コンテンツ(無形資産)が完成すると思います。
そして、次に、作った文章コンテンツをNOTEやSNSといったプラットフォームで発信しましょう。こうすることによって、作った無形資産が、共有されて価値に変わるのです。そしてそれは、そのときに報酬が発生した、していないに関わらず、信頼という最強の無形資産となって返ってくる可能性が高くなります。ですので、自分の悩みを乗り越えた経験やノウハウ、楽しかったこと、苦しかったこと様々な経験や情報はそれ自体が、素晴らしい宝物であり、資産なのだと思います。

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