新しい時代の資本家になる人の特徴
ポイント
①無形資産研究の第一人者ジョナサンハスケル教授によると、無形資産は
格差を縮小もさせるし拡大もさせる。
②デジタルコンテンツをたくさん所有し、現代の資本家を目指そう
①無名資産の研究の第一人者ジョナサンハスケル教授によると、無形資産は、格差を拡大もさせるし、縮小もさせると言われています、まず、ここで無形資産というものについて簡単に説明しておきましょう。無形資産とは、モノとしての実態が存在しない資産ことです。具体的には、特許や著作権などの知的資産、人が持つ技術や能力、ブランド力、顧客情報、顧客基盤、企業文化、経営能力、デジタルソフトウェアなどの多くの無形資産があります。
そして、まず、無形資産には、格差を拡大していく力があるそうです。これは、無形資産は、容易に複製ができて、規模を簡単に拡大できるという性質があるためです。ハスケル教授は、ハリーポッターシリーズの例をあげて説明してくださっています。まず、著者は、その小説を世界中で売ることが出来ます。しかし、有形資産である車などを何台も作ろうと思えばとても難しいわけです。つまり、ハリーポッターという知的財産を所有している人が得る利益は、有形資産を売買している人の得る利益に比べ非常に大きくなり、それが格差につながるそうです。次に、無形資産は、格差を縮小する力もあるそうです。これは、拡散された無形資産が真似される事によって、波及していくスピルーバーという現象があるためです。また、僕の考えでは、無形資産は、大きな生産設備を必要としません。これも、誰もが無形資産構築にチャレンジできるため、格差を縮小させる力があると思います。また、無形資産の支配する経済では、資本家が富を生み出す源が変わるんです。これは、先程のハリーポッターの例でいうと、著者は、工場や土地も所有していません。その代わり著者が保有しているのは、自分が生み出した素晴らしいストーリーが資本です。資本主義社会の中で、他の資本家とは異なる資本を保有しているという事ですよね。要は、無形資産の経済では、このように知識などの無形資産を持つ人が資本家になるという事ですよね。
②それでは、具体的に、どのように新しい時代の資本家になれば良いのかを一緒に考えていきたいと思います。新しい時代は、無形資産が、富を生み出す源泉となるということですよね。そうすると、シンプルに富をもたらす源泉である無形資産を一つでも多く所有することが資本家になる近道だということになります。無形資産は、実はとても作りやすい資産ですよね。例えば、有形資産の代表格である不動産は、所有するのに何百万というオーダーでお金がかかります。しかし、僕が、作家になり例えば、電子書籍で本を出版したとします。そうすると、不動産を所有する半分以下の金額で、無形資産である電子書籍という文章コンテンツを所有することが出来ます。有形資産と違い無形資産は、自分の思い一つで作ることが出来ますよね。ここが無形資産投資の素晴らしいことだと思います。さらに、このような素晴らしい
力を持つ無形資産を作り出すにはどうしたら良いかということをさらに深掘りして考えていくと、教育や勉強に投資することが、無形資産を作り出す大切な要素になってくるのではないでしょうか。これは、投資として自己学習
や勉強を考えるということです。つまり、知識や情報といった材料に投資し、その結果として無形資産を構築することが出来ます。最後に、その無形資産をネットで共有することによってリターンが得られるわけです。自分に投資することが一番近道だという事ですよね。