【ボクシング】43戦42勝(41KO)1分 デオンテイ・ワイルダー 唯一引き分けたタイソン・フューリーと宿命の再戦へ!!
プロキャリア43戦42勝(41KO)1分け
なんだこの漫画みたいな戦績は、、、
ただ、現実にいるんです。こんな奴が世界のボクシング界の頂点には。
その名も、デオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder)
現WBCヘビー級チャンピオンである。
そしてその男と唯一引き分けた男、タイソン・フューリー(Tyson Luke Fury)
この男もまた28戦27勝19KO1分け無敗である。
そんな現代ボクシング最強、いや史上最強候補にもなっている二人の再戦が2020年2月22日米国ラスベガスにて行われるのが決定した。
この世紀の再戦の魅力に迫っていこうと思う。
■史上最強のパンチ力!!! デオンテイ・ワイルダー
The Bronze Bomber(銅の爆撃機)という異名を持ち、2007年6月2日にシャノン・ブリッグスが王座から陥落して以来、7年7ヵ月ぶりにアメリカからヘビー級世界王者となったボクサーで、アメリカボクシング界期待の星。
めちゃくちゃ厳つい見た目をしているが、19歳の時に彼女を妊娠させてしまい、生まれてきた娘が脊椎の難病を患っていたことで夢を諦めてシェルトン州立短期大学へ入学。しかし家計が苦しくなったことで短期大学も中退、娘の医療費と生活費を稼ぐためにトラックの運転手とレストランで掛け持ちで働いていたという苦労人。今は三人の子供を持つパパでもあるのだ。
日本での知名度はファン以外の間ではほぼ無名だろう、、
「はじめの一歩」なら知ってるよ!という方には鷹村を想像してもらえればとおもう。
なにせ先述の通りこの戦績は本当に恐ろしい。。
野球で言えば毎試合ほぼコールド勝ち、卓球やバレーボールで言えば毎試合1セットも落とさない、みたいな。それぐらいすごい戦績。
勝利数42に対して41KOは異常である、しかもうち一回KOで勝てなかった相手(バーメイン・スティバーン)は再戦できっちりKO勝ちしている。
つまり戦い、勝った相手は全員KOしているということである。。恐ろしい
ワイルダーの戦い方は「野生」そのもの。もちろんボクシングの基本はしっかりあり、どれも最高水準だが、いざ勝負、仕留め時となった時のワイルダーの動き(特にパンチの振り方とか)は野生的でしかない。それが彼の最大の強みだろう。
それでいて雑ではなく一瞬の隙をつくカウンターも持ち合わせている。それも含めて野生の勘というか、、相手を倒すための技術を全て備えているボクサーと言えるだろう。
そしてワイルダーのもう1つの魅力といえば入場時のド派手な衣装!
まるでマッドマックスの世界から飛び出して来たような姿。もしもこの世が世紀末だったとしたら必ずワイルダーが世紀末覇者になるんだろうな〜遠思わずにはいられない。
かっけぇぇ…
しかし、そんなワイルダーと唯一ただ一人引き分けた相手がいるーーー
その男こそ、もう一人の主人公タイソンフューリーである。
■怒れる巨人!!! タイソン・フューリー!!!
ワイルダーと引き分けた男、それがタイソン・フューリー(イギリスはマンチェスター出身)です。
彼の最大の強みは身長206cm(ワイルダーは201cmだけどフューリーの方がでかく感じる。。)の巨体と以外に思われるが天才的なボクシングI.Qとボクシングテクニックが武器です。
体がでかいほどパワーは上がるけど動きは遅くなるのがボクシング界の常である。ましてやヘビー級となると尚更。
そんななかヘビー級にも関わらずミドル級並みに早く動き、テクニックを披露するのがフューリーの強さです。
もちろんヘビー級にも動きの早い人はこれまでもいました。ワイルダーももちろんマイク・タイソンも早かったです(ただタイソンは身長178cmなので例外かもですね、、)ただそれはパンチや攻撃の動作に限ったことが多いのです。
そんななかフューリーはこの巨体でステッピングやスウェーがめちゃくちゃに早いし上手!!
普通こんなに大きいと動きもっさりするはずなんですがフューリーにはそれが全くないのです。。
そしてもう1つの強さが回復力。
実は前回引き分けたものの、フューリーは二回ダウンを喫している。しかも2回目のダウンに関しては誰もが「終わった…」いや「い、生きてる?」と思ってしまうほどの衝撃的なダウンであった。
しかし、フューリーは空を見上げて落ち着いたかな、と思ったら何ごともなかったようにむっくりと起き上がり、レフェリーのチェックもなんなくとやってのけたのだ。
12R目に白目をむくダウン。誰もが終わったと思った、、
いやいや、カウント必要ある…??でもここから
立ち上がります!!!
■対戦は来週!!!スピードとエンターテイナー性はどちらもある。パワーか?テクニックか?
この引き分けた試合、フューリーが2度もダウンを喫したにもかかわらず、引き分けになり、なんとフューリーが勝っていたという声まであるほどです。
実際、試合を見返してみると確かにラウンドごとに計算したらフューリーが取っているラウンドが多い印象にも見受けられます。テクニックはフューリーの方が上です。
ただ一撃必殺のパワーであればワイルダーの方が何倍も上です。また、先述のスティバーンというボクサー相手にも再戦では圧倒して勝っている点も参考ポイントです。ワイルダーは再戦に向けて進化を遂げることができます。
僕の予想は、、期待も込めてワイルダーの4RKO勝ちです!(笑)
理由はやはりワイルダーのパワーですね。また、前回2度もダウン奪っているので当て感もまだ覚えているはず。。試合が始まって体が動き始めてきて、まだフューリーもワイルダーも元気なうちにワイルダーの一撃が火を吹くと予想しています。
ただ、フューリーがそこからゾンビのごとく復活し最終Rまで支配するのもありえますね、、笑
ともあれよく世紀の一戦という言葉がボクシングでは使われがちですが、この一戦は本当に数年に一度のメガファイトだと思います!!!(この先に英国が誇る若き王者アンソニー・ジョシュアとの一戦が待ち構えてると思いますが、それは後々、、)
日本ではWOWOWにて2/23(日)0:00〜より生中継されます!興味持った方はぜひてもらえると!
ちなみに僕はWOWOWみるために実家に帰るか、https://www.spocafe.jp/shop/11878このスポーツバーとかで一人観に行こうかな、とか思っています。楽しみです。
おわり
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