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おすすめNHK番組「映像の世紀バタフライエフェクト」の魅力~23/06/13~

こんばんは!

今日は昔から好きなNHKの番組に関して記す。
それはタイトルのとおり、「映像の世紀バタフライエフェクト」という番組だ。

戦前〜平成にかけての現代史をカメラがとらえた映像とともに振り返る、という番組。歴史好きな方にはもちろん、ドキュメンタリーやドラマが好きな人にもおすすめできる。

大きく3つの魅力を語りたい。
一つ目は主題でもある歴史的映像資料の数々。
二つ目は歴史の点と点を線で結んでくれる好奇心をそそられる番組構成。
三つ目はエンディングを彩る壮大な音楽だ。

■歴史的映像資料の数々

魅力の一つ目はなんと言ってもその貴重な映像の数々。
白黒やカラーで歴史的に貴重であろう映像は歴史の勉強を少しでもしたことがある人であれば聞いたことがあろう人物や出来事が映像で見られる。それだけでも見てて興味深いし惹きつけられる。映像の力は本当に強いなと痛感。
出来事だけでなく、当時の人々の様子も映像で大体どのエピーソードにも登場する。そんなに昔でも映像撮ってたんだ!と驚かされるし、おそらくここに映ってる人はもう誰1人として生きていないのかと思うと、時の流れも感じる。
とにかく番組のタイトルにふさわしい、世紀に残る映像の数々がまずは最大の魅力だ。

■歴史の点と点を線で結ぶ構成

二つ目が番組構成。
この番組では毎話主題となるテーマがあるのだが大体過去から遡って現在に繋がる。または同時期に時系列で横に起きていた歴史的出来事も紹介してくれる。
歴史番組ではひとつの事象を深く掘り下げがちだが、この番組ではそのメインテーマが周囲の「社会」に、「人々」にどのような影響を与えたのか?が順を追ってドラマチックに説明してくれる。
大体、学生の頃に習った歴史の授業って基本的に順番をなぞるだけだからつまらなかったが、予備校とかでたまに面白い歴史の先生だと、歴史の裏話や教科書には載ってないような歴史で繋いでくれたりと知的好奇心を煽られて面白かった経験はないだろうか?
まさにこの番組は毎回そのような構成で視聴者の知的好奇心を煽ってくれるのだ。そこにいわゆるテレビ的なエンタメの演出はほぼない。それでも、見始めたら夢中になって見てしまうのだ。

■番組のエンディングに流れる音楽が最高にエモい

三つ目はエンディングテーマだ。
これは他二つと比べたら個人的な好みが強いのだが、ぜひ魅力として推したい。
正直僕は初めての時は小学生ぐらいの時に父が見ていて、この音楽だけはかっこいいし感動したので見始めたようなものだ(笑)

タイトルは「パリは燃えているか」。
加古隆さんという方が作曲された劇伴曲で、この番組のテーマソングとして使われている。
手前味噌な感想だが、人の儚さ、無念、悲しみ、復活、生命力の力強さ、歴史、全てを当ててもしっくりきてしまう名曲だ。
今wikipediaで調べて見たところ、加古さん自身の言葉によれば、「人間の持つ愚かさと素晴らしさの二面性を表現したかった」という。
なるほどな、と思った。
また、これも引用だが『映像の世紀』が初めてテレビ放送された際には大反響を巻き起こしたが、なかでもこのテーマ曲に関する問い合わせが殺到したという。
やっぱり小学生時代の僕が感じたことは間違ってなかったんだなと納得した(笑)
今は胸を張って書ける、この番組はエンディングも魅力の一つなんです…!
どんな内容でも最後にこの音楽が流れてくると、その回の内容に関して心の中で復習したくなるし、とても考えさせられる。それはこの曲が二面性を有しているからこそなのかもしれない。そして、いいもの見たな、と思わせてくれるのだ。

ここまで魅力を三つ書き殴りしました。
正直自分の中ではどのエピソードもおすすめです。
何か特定のエピソードを覚えてるわけでもないのだが、今でも番組表を見て深夜のNHKにこの番組があったら生で見るか録画しますw

興味を持った方はぜひ見てみてください。


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