キノコ村のモギと音楽嫌いのキノコ族
**キノコ村のモギと音楽嫌いのキノコ族**
朗読:ひびきめぐる
挿絵:たなかめぐみ
物語:あずまやすのゆき
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**ページ1:**
おはようキノコ村! 朝の光がキノコ村を照らして、モギは目を覚ました。じつは、彼の家は特別なキノコの家だったのだ!
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**ページ2:**
そのキノコの家は、キノコ族によって作られたもの。キノコ族はキノコの職人たち。彼らの手によって、キノコ村は美しく、独特な形と色に彩られているのだ!
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**ページ3:**
キノコ族たちは、一生懸命に村を作っているものの、音楽を奏でるモギたちに見向きもしない。
ある日、モギはキノコ族の中で最も年長のカブトに「なぜ音楽を聞かないの?」と質問した。
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**ページ4:**
カブトは深く息をついて語り始めた。「昔、キノコ族が音楽を愛していたころ、大きな騒音によりキノコ村が崩れそうになったんだ。」
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**ページ5:**
「それからというもの、音楽を避けるようになった。それがキノコ族の間での伝統となっていだよ」カブトは悲しそうに語った。
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**ページ6:**
モギは考えました。彼はキノコ族に、音楽の美しさや楽しさを再び思い出させてあげたかったのです。
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**ページ7:**
そこで、モギはキノコ族のみんなに小さなフルートを作ってプレゼントすることに決めたのでした!
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**ページ8:**
最初は戸惑うキノコ族たち。しかし、モギの優しさとフルートの調べに心を動かされて、少しずつ音楽を楽しむようになった。
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**ページ9:**
ついには、カブトもフルートを吹き始め、「音楽の力は本当にすごい」と感じたのだ!
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**ページ10:**
キノコ村は再び音楽に満ち、キノコ族とモギの間に深い絆が生まれた。
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**ページ11:**
「ありがとう、モギ。キノコ村に音楽の喜びを取り戻してくれて」と、キノコ族のみんながモギに感謝の気持ちを伝えた。
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**ページ12:**
キノコ村はキノコ族のフルートの音楽とともに、より明るく、より楽しい場所となりました。
#キノコ村のモギ