「わたしは味方だよ」と伝えあう双子の会話を聞いてしあわせな気持ちになった話。
わが家には
9歳になった双子の娘がいる。
小学校も3年目。
もうすぐ高学年の仲間入りだ。
「早くお風呂に入れ!」
夫にそう言われた長女。
少ししょんぼりした様子で
脱衣所にむかってきた。
わたしは
洗面所でひとり頭に
ヘナをぬり
セルフケアタイムを楽しんでいた。
浴室には先に
双子の片割れの次女がいた。
あとを追いかけるように
長女が浴室へいき
次女がメソメソしていた長女に
声を掛けていた。
扉の向こう側で
二人のやりとりが
洗面所にいるわたしに聞こえたのだ。
「どうしたの?」
「お父さんに怒られた…」
「そうだったんだね」
「わたしは○○の味方だよ」
「ありがとう」
その後は
いつも通り楽しそうな
お風呂の時間がはじまっていた。
9歳の双子の娘たちの
ほっこりする会話のやりとりで
思わず口角が緩んでしまった。
頭もヘナのおかげで
ぽかぽかだが
心もぽかぽかになっていた。
あぁ~
しあわせだな~
そんな気持ちに
一瞬でなれたのだ。
リビングにいる夫に
2人の会話のやりとりを
こっそりシェアしてみた。
「なんかいいよね」
「味方だよ!っていいね」
思わず口から飛び出て
夫も何だか嬉しそうだった。
そして、
わたしはまた洗面所に戻り
いつものセルフケアの時間に戻り
次女が掛けた言葉を
何度も思い出して
ニヤニヤとしてしまった。
「わたしは味方だよ」
なんとも素敵な言葉だ。
何度も頭のなかで
繰り返しながら
かみしめている。
やっぱり辿り着くのはここだ。
双子って、
やっぱりいいな~
うらやましいな~
本当に今回もそう感じたのだ。
あらためて
「味方」という言葉の意味を
娘たちのいつもの辞書で調べてみた。
同じ考え
同じ感覚
その「仲間」の存在は
とっても心強い。
子どもたちにとって
わたしは
「母親」であるけれど
「味方」であること
ここも新しい目標として
もっていたいなと
そんなことを感じた出来事だった。
「わたしは味方だよ」
子どもたちにも
そして、夫にも
そんな立ち位置でいたい。
「味方」を
「みたか」という末っ子。
そんな時期もかわいい。
しあわせな気持ちは
気づくとそこら中に落ちている。
たくさん感じて
たくさん気づいていこう。
今週も子どもたちと一緒に
楽しもう。
そう感じている。
▼看護師が伝えるセルフケア