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四国88箇所 1200km自転車遍路旅


まだ30歳に満たない人生で
お遍路の旅で何か大切なことが学べるという直感があった

大学院生時代から空海の独創性に惹かれていた
2018年 ごく自然に、躊躇なく
四国へと旅立つことを決めた

野宿を前提とした
必要最小限のバックパックでのロードバイク旅
ひとりの後輩弟子Jを旅の道連れにした14日間

この旅を通じて多くの人に出会い、
色々な経験をして
そこで感じたことについて一端を記していきたい


❶発心の道場 徳島県  

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第一番 霊山寺での一枚

2018.4.29
徳島在住のサークル時代の先輩 岡P宅に郵送したロードバイクが陸送中に破損
走行不能の状態でこの旅ははじまった

岡P奥さんからマウンテンバイクを貸してもらい第1番 霊山寺からすべてははじまった。旅にトラブルはつきものだ

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お遍路犬との戯れ


南無大師偏照金剛

”すべてを見通していらっしゃる弘法大使様。私はあなたに任せます”

迷故三界城 悟故十方空 本来無東西 何処有南北
”迷いがあるから壁に囲まれ自分のものに執着するが悟りを開けば全て十方は空だもともと東や西もない。どこに南や北があるというのか”
お遍路でかぶる菅笠には弥勒菩薩を表す梵字と同行二人の文字
そしてこの文字が書いてある

金剛杖と白衣、ご朱印帳と必要なアイテムを揃えて、
ピカピカのお遍路1年生として出発した

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28日 
06:15 岡P宅出発
7:15 1番札所 霊山寺
8:00 2番札所(極楽寺)
9:00 3番札所(金泉寺
9:50 4番札所(大日寺)
10:20 5番札所(地蔵寺)
昼食
11:55 6番札所(安楽寺)
12:25 7番札所(十楽寺)
13:15 8番札所(熊谷寺)
13:55 9番札所(法輪寺)
14:45 10番札所(切幡寺)
16:05 11番札所(藤井寺)
走行時間:4時間
走行距離:60km

夜は岡 P奥さんの実家に泊めて頂いた。途中で義理の息子が寝て、熱狂的な阪神ファンの強面機動隊のお義父さんと3人で盃を交わしながら巨人ファンの後輩Jは、心を無にして阪神タイガースの魅力を語り合っていた。
心で南無大師偏照金剛と唱えていたことだろう。

~29日~
6:00 出発&朝食
12:00 12番札所(焼山寺)

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ロードバイクの修理が完了し、徳島の難所 ”遍路ころがし”と言われる焼山寺へ向かう。ヒルクライムでギリギリまでアプローチするも悪路とあまりにも殺戮的な傾斜に途中でヒッチハイクへとスイッチ

ヒッチハイクで助けてくれたのは定年退職後の60代夫婦 
どうやら奥さんの祖母が遍路に昔回っていた話を聞いており、その思い出を巡る旅に東京から夫婦で来たという。お寺を回るごとになくなった祖母の想い出が込み上げ、道中にお接待でもらったイチゴを食べた時に涙が止まらなくなったという。


ノイズが減ることで、日常では忘れていた感性が研ぎ澄まされる


これもお遍路なのか

焼山寺は印象に強く残っている寺の一つである。木々が鬱蒼と茂る中で今までに感じれないオーラと気配を肌で感じた

昔の人はどうやって、どんな想いでここに寺を作ったのか

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必死の思いで下山し、その日は焼山寺しか回ることができなかった。道中のお接待のはっさくが疲れ切った身体に染み渡る。その日は温泉にて宿泊、サウナでその日の疲れをリセットした。

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お接待での伊予柑

~30日~
05:30出発
7:00-9:30 13番札所(大日寺)14番札所(常楽寺)15番札所(国分寺)16番札所(観音寺)17番札所(井戸寺)18番札所(恩山寺)19番札所(立江寺)
10:00 20番札所(鶴林寺)
ロープーウェイ
11:50 21番札所(太龍寺)
13:30 22番札所(平等寺)
15:20 23番札所(薬王寺)
走行時間:6時間30分
走行距離:80km

太龍寺は空海が修行の地として選んだ場所

空海は太龍寺に籠って何万回と真言を唱えたことだろうか

クタクタの高知へ向かう帰り道、道中のタコ焼き屋のおばちゃんが
いままでこんな若いお遍路さん見たことなくて、お接待させてよ。』といって出来立てのタコ焼きをいただいた。後輩と二人、”なんで自分達にそこまでしてくれるのか申し訳ない”と熱々のタコ焼きに上顎を火傷しながら涙が出そうになった
場所も名前も覚えていないが、その時のおばちゃんの笑顔が忘れられない

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発心の道場が終わり、次に修行の道場高知へ



謝ると感じると書いて 感謝 



タコ焼きをもらった時に感じたこの感情こそが感謝なのか

無償の奉仕 ”お接待” から繋がる、目には見えない感謝の連鎖

こんなビジネスモデルを創ることはできないか

現代社会で忙殺され、ノイズで忘れている”相手を思いやる心” 忠恕の精神
動きにも無駄が減り、瞑想状態へのスイッチングも早くなって来た
無意識の自己対峙の先に何が見えてくるのか 

徳島後半では大学時代の同期2人にも家に泊めてもらった。

B'zファンで定評のある大学同期のHには
太龍寺から送迎してもらい、
実家で採れたてのさくらんぼをもらった。
甘酸っぱさが疲れた身体に染み渡る。


沢山の旧友に助けてもらい、徳島を出ることにした



修行の道場 高知編に続く


❷修行の道場 高知県

距離は4県中最長の約470km、寺は最少の16ヶ寺 まさに修行の道場




早朝から室戸岬をロングラン 天候は最高で足の疲労感も振り切り快調に進む。

24最御崎寺77キロ 25津照寺 6.1キロ 26金剛頂寺4.5キロ 

27神峯寺30キロ 山頂700メートル

絶品 鰹のたたき丼


神峯寺で21歳のスイス人バックパッカーに出会う

自分が21歳の時にここまで興味と好奇心で行動に移せたか自信がない

日本人にはないバイタリティと知的好奇心を感じた


そしてその日の夜に奇妙な出来事が起きた

温泉に入っていると後輩Jが青ざめた顔で明らかに異変が

『やすさん、、風呂の岩が彼女の笑っている顔に見えたんです』という

修行の道場で距離走りすぎて頭おかしくなったかと思い、脱衣室でJが携帯をみてまた悲鳴をあげる。

彼女からLINEで 『お風呂なう


どうやら彼女の生霊が見えたようだ

感性が研ぎ澄まされた瞬間、スピリチュアルな体験であった


のちに生霊で登場した彼女は

Jの嫁さんになることなどこの時にはまだ知る余地もなかった




5月2日 7:00 出発

28大日寺38キロ 29国分寺8.7キロ 30善楽寺6.5キロ 31竹林寺8.5キロ
32禅師峰寺6.9キロ 33雪蹊寺11キロ (高知駅・桂浜) 34種間寺7.2キロ
35清瀧寺10キロ 36青龍寺14キロ

ここら辺からGoogleMAPで移動距離が10kmと表示されても

ラッキー、近いね”というイカれた感性が養われた。


猛暑の中自転車をこいでいると精々2〜3つのことを考えるのが精一杯だ。自転車瞑想として2人とも黙々と雨の中、距離を走った。遍路旅初の雨は想像以上に体力の消耗がすごく体育会系で育った二人にも疲れの色が出て来た。


5月3日

37岩本寺58キロ(四万十川) 38金剛福寺86キロ 39延光寺60キロ

寺同士の距離の桁が一つ変わって来た 

ここら辺から東京に引っ越した際にどこでもチャリでいけるという発想になる

歩き遍路であればここで力尽きていただろう 記憶が薄い

まさに修行の道場 高知

口数も日記を読み返しても文字数も明らかに減っている 

修行というのは口数が少ないものか


そして走りながら、ペダルを踏みながら”何故自分はここにいるんだろう”

自己を俯瞰してメタ認識するような感覚におそわれた


道中で触れるお接待、揺さぶられる感謝の気持ち  

見返りなど期待しない、Give & Give の精神

新しいアイデアが降りて来た


そして菩提の道場・愛媛県へと移動した




❸菩提の道場 愛媛県

これからいよいよ後半戦 菩提(ぼだい)の道場 伊予の国 愛媛県へ移動した

慈悲喜捨 相手の幸せを願い、悲しみに想いを寄せ、共に喜び、自己を優先しない

ここまで数え切れない名も知らない方々からのお接待
そんな経験を通じてこの言葉がふと思い浮かぶ
東京で過ごす日々で多くのノイズがある中で、どれだけこの気持ちを持てるか

誰もが自分のことで精一杯の今の世の中で
日々の生活にどう このマインドを行動に落とし込むか 
お接待・感謝の連鎖のようなプラットフォームが作れないか



5月3日(木)
40 観自在寺〜41龍光寺 50.2km 
42仏木寺 2.6km 〜43明石寺 10.6km 

この日もロングランで体力の消耗がすごい
そんなことを考えながら、この日も温泉とサウナで疲れをリセットした
サウナが何度も気持ちを蘇らせる 何度でもよ(Ref: 三井寿)

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5月4日(金)
岩屋寺は自転車でヒルクライム不能であったため徒歩に切り替え
20代でも厳しい坂を人生の先輩お遍路さんたちが多く歩いている 
ヒッチハイクで道を教えてもらいなんとか到着
まだまだ人生も道半ばかな


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44大寶寺 61.9km 〜45 岩屋寺8.4km 〜46浄瑠璃寺 29km 〜47 八坂寺 0.9km〜
48 西林寺4.4km 49浄土寺 3.1km 50 繋多寺 1.7km
51 石手寺2.8km ※ 道後温泉最寄り
52 太山寺10.7km 53 円明寺 2.6km 54 延命寺 34.4km

今治に到着 
高知編で岩として出演した後輩Jの彼女も合流して3人での遍路旅になった
カップルと遍路デートという設定で今治市内を回った

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仙遊寺の境内からは今治市と瀬戸内海が一望でき、何か独特な雰囲気が漂っていた
仙人がいたという伝説があるこの寺で、そのオーラを感じた

そしてしまなみ海道を渡り、岡山へと戻った
55 南光寺 3.4km 56 泰山寺 57 栄福寺 3.1km 58 仙遊寺 2.5km



7月14日 広島からしまなみ海道を経て区切り打ち

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しまなみ海道でアップを超えたロードワークを済ましてその日は今治で前泊 

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翌朝、後輩Jと合流 
今治の街を二人での遍路が再開した
59 国文寺 60 横峯寺 61 香園寺 
62 宝寿寺 63 吉祥寺 64 前神寺 65 三角寺

その日最後の追い込み、三角寺の激坂が体力を奪っていく

そして三角寺からの下山でこの旅で初めて
2人とも見事に迷子になった

日も暮れてきて心許ないライトを頼りに進む
その時白馬に乗った王子様のように颯爽と現れた 
オンボロ軽トラに乗ったおじちゃん

タバコをくわえながら ”自転車後ろに乗せな。俺が案内してやるよ”

ランボルに乗った経営者にナンパされる港区女子の如く、
躊躇することなく助手席と荷台に乗せてもらった


二人とも疲労困憊で迷子、
初めてのお使いの帰路ぐらい半べそをかいている中で身に沁みるお接待であった


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夏の暑さが身体に響く
一番暑いこの季節に 水分補給が追いつかない、流れ出る汗 

そしていよいよ最終章、涅槃の道場 香川県へと向かった
最後に一体何が待っているのか



❹涅槃の道場 香川県

ついに最後の地へと辿り着いた 4月とは全く違う外気温 
いくら水を飲んでも汗が出て、容赦無く体力を奪っていく
結願に向けて最後の旅路へと向かって一心不乱にペダルを踏む

人は何かに集中することで、不要な悩みから解かれるのかもしれない
フォレスト・ガンプがアメリカ横断したときの気持ちに少し寄り添えた気がした

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何気ない場所にある名言が胸に刺さる


7月15日 
68 神恵寺 69 観音寺 70 本山寺 71 弥谷寺 
特に66雲辺寺は鬼門 大興寺から続く坂道に苦戦した

ヒッチハイクで体力温存作戦も階段で息切れしている自分がいた
体育会出身の二人も極限に追い込まれていた

死にかけながらロープーウェイに到着 
同席していたベテラン遍路さんからお接待で頂いたトマトが細胞レベルで沁みる 
人生でトマトを持ってここまで笑顔になれるとは


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72 曼荼羅寺 73 出釈迦寺 74 甲山寺
75 善通寺 76 金倉寺 77 道隆寺 78 郷照寺79 天皇寺

その日の夜はお願いして
城山温泉の演劇場で野宿をさせてもらうことにした 
サウナと13度ぐらいの水風呂で疲労をリセット サウナが何度も自分を蘇らせる

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疲労困憊で信じられない場所で寝る後輩J

この遍路旅の高知編でも
彼女の生き霊を風呂場で見たと騒ぐ 霊感鋭さに定評のある後輩J
詳細は高知編を


遍路旅で感性が究極に研ぎすまれてきたか、

遍路旅最後の夜も急に起き、声をかけてきた

”ヤスさん、2人の子供の霊がいます”


その2人の子供の霊は何を意味しているのだろうか 

霊感のない私は
朝起きた時にただただ足首がなくなっているほど蚊に噛まれていた 


いよいよ最終日 
そして結願に向けて
その先に何が待っているのか

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演劇場VIPルーム ラグジュアリー座布団ベット


7月16日 
かなりタイトなスケジュールながらも後輩Jと綿密な作戦会議をして
パンパンな足首で香川県の街へと向かった
80 国分寺 81 白峯寺 82 根香寺 


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83 一宮寺 84 屋島寺 85 八栗寺 
86 志度寺 87 長尾寺


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この旅でずっと柄杓を寄贈していた(株)タカショウ
今度帰省した時に寄ってみるか


そして88番手前にある、お遍路交流サロンへ寄った 
そこには結願を数十回達成した人が集まり、支援・会合をしているようだ 
心の中で”GANTZの大阪編か”とツッコミを入れていた

中でも100回結願している人もいたと聞いてその偉業を心より尊敬した 
その方の服のオーラは岡八郎そのものであった

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100回結願のガンツスーツ
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四国88カ所自転車遍路大使任命書 


そしてそこで四国88カ所自転車遍路大使に任命
第3号...
お遍路は大半が車、次に歩き、自転車で挑戦する人はほとんどいないそうだ

振り返ると平地も然りがだ、お寺は山の上にあることが多く、
自転車で挑戦する人はかなりのM気質だ


歩き遍路も大半が定年退職後の60代が多いにとのことで
20代で2人の自転車遍路はとても珍しく、喜んでくれた

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最後の坂を前にして

ついにラストスパート
88 大窪寺への最後の坂

ここまで自分だけの力では決してここまで辿るつけなかった


アルマゲドンで最後ハリーが起爆した時のように
今まで接待してくださった名も知らない方々の顔が走馬灯のように思い浮かんだ

蝉の声が鳴り響く中、大窪寺が見えた時 
蝉の鳴き声がフェードアウトしていき、鳥肌が止まらなかった


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天を仰ぎ咽び泣く後輩J


互いに天を仰ぎ、気がつけば涙が流れていた 

押し寄せる達成感、ここまでの険しかった道のり 心を揺さぶられたお接待
ふたりで子供ように抱き合い、喜びに浸り 泣きじゃくっていた

いよいよこ大窪寺を参り、私たちは ”結願”を迎えた




エピローグ

帰り道、在り来たりな言葉かもしれないが心から

”生きていることに感謝した”



忠恕  忠実で同情心が厚いこと

知足  足ることを知ること。すでに得られたものに満足し心が穏やかであること

喜捨  執着をやめ、喜んで捨てることで自由を獲得する


この旅でこれらの言葉をずっと反芻していた
タトゥーを入れそうになる気持ちを抑え
3着のオーダースーツにそれぞれの言葉を刺繍することにした


この旅の目的でもあった自己対話で多くのことを再認識できた 


今振り返ると自分が変化しないといけないタイミングだったのかもしれない


自分が「与えるもの」「発するもの」「意識するもの」で
出会えたり、体験したり、経験することは変わっている


どのチャネルにどれだけの自身のリソースをアロケーションするのか
至ってシンプルなことだが、
それは『いま、ここ』に集中しないとわからない


この旅では最初から答えは求めないようにしていた
固執がなくなれば、自然と道が拓かれると信じていたから


2018年の春、そして夏
白装束を身に纏い、四国を自転車で走り「いま、ここ」を生きていた


2018年 20代での四国お遍路での原体験が
これからの人生で複利のように財産になっていくことを確信している


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迷故三界城 悟故十方空 本来無東西 何処有南北


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