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日米ニュースの金額規模比較

金融業界にいたから、というのもあり、ニュースとかを見るときに、金額の大きさ(規模)を気にするようなところが、以前からあります。もちろんニュースの報じる物事の大きさとは全然比例しないのですが、少なくとも一つの尺で大小を測る、という意味での金額、とは理解しているつもりですが。そこでなんか違和感?とまでは行かなくても、ギャップを感じたことを書いてみようと思います。

昨今米国では、米ミネソタ州の白人警官による黒人のジョージ・フロイドさん殺害事件をきっかけに、21世紀の公民権運動ともいわれ始めた、BLM(Black Lives Matter)運動が始まり、トランプ大統領がそのような運動にあまり好意的ではない発言やTwitterをしたり、そしてSNSもそれに対抗するようにFactcheckなどを促したり。また様々な米企業がその動きに賛同する、という積極的な立場を表明したり、しています。(そのような企業に対して懐疑的な見方もあるようですが)

また、表現の自由を重んじてきた、というかHateスピーチやトランプ大統領のコメントなどへ積極的に介入をしてこなかったFacebookに対して、"stophateforprofit"という運動が始まり、色々な企業(Northface, Patagonia, Starbucks, Coca-cola, Pepsicoなど)が広告掲載引き上げという手段で、間接的なBLM運動の支持を示していたりもします。総額でいくらの広告が引き上げられたかはよくわかりませんが、このような動きが始まってから、Facebookの市場価値は600億米ドル(6兆円程度)下がったそうです。

一方で、日本で話題になる案件の金額規模は、私が簡単にネット検索してみてみるとこんな感じのようです。確認に使用したリンクは最後に一杯貼ってありますので、ご確認ください。

・森友学園問題(9.56億円ー>1.34億円へ値引き、要は10億円以下)
・加計学園問題(?)
・桜を見る会(予算で5519万円)
・持続化補助金の委託費用(総額769億円のなかで、20億円の中抜き?)
・2020年の第2次補正予算の予備費(10兆円)
・イージスアショア撤回違約金(1787億円)
・河合夫妻(議員)の買収疑惑(総額2600万円以下、この度受け取ったボーナスも夫婦で計640万円)

予備費の10兆円と国防用であったイージスアショアの1787億円以外は、多くて二桁億円、場合によって数千万円も。ニュースになる内容の金額感としては、米国のFacebookと比較するとまあまあ少ない気がしますが、報道される回数はかなり多いような。

日米のニュースが純粋な比較可能なものではないのですし、詳細な比較もしてません。あくまで雑念、までです。


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