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オリンピック関連投稿③失敗は成功のもと

東京オリンピックも後半戦に入り、陸上や競泳でも世界新記録などが出てきている。様々な雑音があった東京オリンピックですが、結果を見ると、この大会に上手に調子やタイムを合わせてきた選手も結構いるんだなと感じる。一方もちろんオリンピックの頂点を目指して各国から選手が集うわけで、上手く力を発揮できなかった選手がかなり多くいるわけで、その経験をもとにその後のキャリアを踏んでいる。

男子柔道の解説を務めた平岡拓晃さん、穴井隆将さん、女子の佐藤愛子さん。みな、五輪で悔しい思いをしている人たちばかりだなあ、と。平岡さんと佐藤さんが出場した2008年北京五輪に、主に親族や関係者を取材する社会部記者として赴いた。平岡さんは4年後に銀メダルを取って見事に雪辱したが、このときは初戦敗退。...佐藤さんも3回戦で微妙な判定に泣き、穴井さんはロンドン大会2回戦で敗れた。...どなたも畳の上で一緒に戦っているように、勝負どころで声のトーンが一段上がる。「この体勢は危ない」「いけます、いけます。ここ勝負!」。技術や試合展開のツボを分かりやすく押さえながらも、自らの〝失敗〟と重ね合わせているような熱い解説。これは五輪で栄光に彩られた人にはできない、と言ったら言い過ぎだろうか。録画だから勝敗は分かっているのに、思わずどきどき見入ってしまう。臨場感を伝える、という点でもこれ以上ない人選だと思う。

失敗もちゃんと成功へ活かされているのかな?と最近感じることは、ソフトバンクグループのカムバックだなと感じる。

今も独禁法審査は進んでいないが、ARM社をエヌビディア社へ売却する手立てがつき、ソフトバンクグループでエヌビディア社の大株主の一員になるとともに、事業転換をはかりキャッシュを創出、創業者の孫さんが自分の株式を担保にして現金を借り(追証みたいのがあったみたいですが)、その後の追徴も結局見られていないかと。

またWeworkやOYOなど不動産テック系にファンドを通じて多く投資して所謂失敗という資本棄損を起こしてしまった、ソフトバンクグループのビジョンファンドですが、下記のように建設会社にも大量(2800億円相当)に投資し、結局破綻したとのこと。

もう一方で下記記事のように、同じビジョンファンドからデジタル銀行のRevolutへの投資は大きく企業価値を伸ばしているようです。

昨年度一番大きかったビジョンファンドのExit案件は、韓国のクーパンというロケット配送を売りとする会社ですが、日本を最初の海外市場として入ってくるようです。

このように多くの案件に投資をすることで、例え損失(失敗)案件が一定程度あろうとも、過去の経験から学び、上手にポートフォリオ分散を行いつつ、結果的に高いリターン(成功)を創出する。当たり前のような話なものの、そこがミソなんだろうなと感じる。

そこで次回の投稿に続けていきたいと思うが、足元は中国政府による民間企業への規制が結果的に投資先(アリババやDiDiなど)の資本市場における評価を下げ、ソフトバンクグループの株価低迷に繋がっている感じがする。ここからも新たなチャレンジもあるでしょうが、個人的には孫さんは経験を元に、再度勝ち抜けるような気がする。

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