It’s all relativeと捉えると
物事は全て比較の上に成り立つ、とまでは行かないものの、比較の上で、という意味の『It’s all relative』。足元の状況に合わせて、このIt’s all relativeは考えられる面があるな、と思ったので、それに関する投稿です。
①円安で日本不動産の投資がより安く
コロナ禍で泊まっていたインバウンドの観光客もそろそろ戻りそう、という観測もある中、米金利の急激な上昇と日米金利差の拡大を背景に、足元は急激な円安方向へ向かっている。
上記状況を先取りするように、日本へのホテル投資も活発に。これも比較の上で、日本のホテル投資が外貨ベースで安価に見えたり、まだ日本のホテル業界が欧米ほどちゃんと開発されていない、という状態を反映させたものかと。
②日本の高齢化でも、意外と生産性高い?
日本は高齢化、人口減少で成長率が低く、生産性向上ができていない、とよく言われるマクロ経済の話、かと思います。またイーロン・マスク氏に言わせれば、人口減少で日本はいずれ存在しなくなる、とも言われています。
でも下記記事をみて、事実ベースであれば”比較の上で”面白い事象だな、と感じた。
人口減少の日本での生産年齢人口一人当たり成長率は、移民主導による人口増加の米国よりも高い、という、肌感でそうかも?とは思っていたものの、実際もそうだったのかな、と。ただ人口減少のスピードが速すぎて、日本の若者の生産性向上が追い付いていない、相殺できていない、ということだろうが。。。
③ネパール:アジア2大の大国間で存在意義を
ウクライナもロシアという東側勢力の大国とドイツ・フランス・イギリスという西側諸国の大国の間で、足元大きな被害を被っている。それと比較は全くできないが、ネパールは中国とインドの2つの大国に囲まれた国で、両国のバランスで”比較の上で”存在意義が認められる、というのも事実なのかな、と。
絶対値や絶対的な解決策が実態の世界ではないものから、相対的な話が結果的に大きくなる。当たり前だが、相対的な見方は常にキープしておく必要があるだろう。
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