「本を囲んだ語り部屋」2023/1/15 オリバー・バークマン 、高橋璃子さん訳『限りある時間の使い方』
日曜朝のTwitterスペース「本を囲んだ語り部屋」
今回はオリバー・バークマン 、高橋璃子さん訳の『限りある時間の使い方』を取り上げました!!
誰しも試行錯誤している時間術。この本では「現代人は、タイムマネジメントによって、時間を完璧にコントロールできるという幻想に縛られている。」と述べています。「制約に逆らうのではなく、制約を味方につけるべきだ。まずは「自分には限界がある」という事実を受け入れよう。そうすれば、無駄に自分を責めずにすむ。大切なのは、何に集中し、何をやらないかを意識的に選択すること」だとflier要約にはありました。
ギリシャ語には時間を表す言葉が2つあるそうです。それはクロノスとカエロス。クロノスは一定の速度で一方向にのみ進んでいく、いわゆる時計的な時間。一方でカイロスは出来事の連続性や重なりによる時間、主観的な時間です。
語り部屋ではそれぞれの主観的な時間について語り合いました。どういう時が自分にとって豊かな時間なのか、無駄と思ってしまう時間の使い方の奥にある自分の価値観は何なのか。そんなことを考える「時間」からいくつかの気づきがありました。
時間を完璧にはコントロールできないという手放し。そのうえでカエロスとしての自分の中の主観的な時間をしっかりと味わうことが大切かもしれません。
今日は「下弦の月」の日ですね。ずっと変わらぬ月の存在を感じながら、何を手放ししていくか考えてみようと思います!!