「本を囲んだ語り部屋」2023/4/23 太刀川英輔さん『進化思考』
日曜朝のTwitterスペース「本を囲んだ語り部屋」
今回は太刀川英輔さんの『進化思考』を取り上げました!!
進化思考とは、生物の進化のように「変異×適応」という二つのプロセスを繰り返すことで、本来だれのなかにもある創造性を発揮し変化を生き残るコンセプトを生み出す思考法だと著者の太刀川さんは言います。
「変異」とは、生物にも発明にも共通する「どのように変化できるのか(HOW)」の型、「適応」とは、人類の生命科学史のなかで確立された「なぜそうあるべきなのか(WHY)」の探索手法だとflierの要約にはありました。
そして語り部屋では「皆さんの組織ではどんな風にアイデア出しをしていますか?」という問いが。変異型アイデア出しか、適応型アイデア出しか、アイデア出しの特長から組織の見ている世界観が垣間見れるように思いました。
自分は進化思考によって柔軟な構造的視点が得られるように思いました。顕微鏡を使って物事をミクロで見る目を養いながら、同時に宇宙から物事を見るようにマクロで見る目も養っていくような感覚になりました。ミクロ・マクロを柔軟に行き来しながら、昨日までの自分には見えていなかった新しい物事への気づきが得られるように思いました。
優れたリーダーは物事を構造的に捉えていくときいたことがありますが、環境変化の大きな現代だからこそ進化思考に基づいた柔軟な構造的視点が大切ですね。「変異×適応」という二つのプロセスを行き来しながら、未来を作るための創造的なリーダーシップを発揮していきたいと思いました。