「本を囲んだ語り部屋」2024/10/20メイソン・カリー『天才たちの日課』
日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」
10/20はメイソン・カリーの『天才たちの日課』を取り上げました!
本書ではピカソ、ベートーヴェン、ヘミングウェイ、フロイトなど、歴史に名を刻む161人ものクリエイティブな天才たちが、日々の習慣をどのように構築していたかを紹介しています。それぞれ異なるルーティンを通じて創造的な仕事を支えた方法に焦点を当て、意外な共通点や違いが見えてきます。
語り部屋では、クリエイティブな成果を上げるためのルーティンや習慣について語り合いました。冒頭では、「クリエイティブになるためには、リラックスしてマイペースで進む方が良いのか、それともプレッシャーに追い込まれた方が成果が出るのか」という議論があり、人それぞれのアプローチの違いに気づかされました。参加者のこっしーさん(越川慎司さん)からは、「左脳が疲れると右脳が活性化し、アイディアが出やすくなる」という書き込みがあり、日課の中で右脳と左脳をどのように使っていくかがポイントだと感じました。
また「自分の理想の24時間」についても話し合いました。坂口恭平さんが「習慣は薬になる」と言っているように、習慣をうまく活用することが、まるで薬のように心身に良い効果をもたらすのかもしれません。本書に登場する天才たちも、クリエイティブな活動をするために「思考を入れない」習慣をそれぞれ作っているように感じました。一方で、現代はスマホやSNSによって思考が奪われやすい環境にあります。日常的に創造的なひらめきが生まれる時間を確保するためにも、ノイズを減らす必要性があると感じました。
語り合いの中では、モデレーター仲間から尾石晴さんの『からまる毎日のほぐし方』も紹介いただきました。この本は、家事や仕事、子育てなど様々な要素に絡まれた日々を、どのように自分らしく乗り越えるかについて具体的なヒントを提供しています。「日常を大切にしながら無理せず進む」という姿勢は、『天才たちの日課』で語られた天才たちのルーティンにも通じるものがあるかもしれません。「主観時間」という言葉も生まれ、自分の主観に浸る時間の大切さに気づかされました。これからは、理想の24時間の中に「主観時間」をうまく取り入れて、クリエイティブな毎日を送りたいと思います!