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「本を囲んだ語り部屋」2024/7/21松尾美里さん『読む・聞く、まとめる、言葉にする』

日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」
7/21は著者ゲスト回として松尾美里さんにお越しいただき、7月に出版された本『読む・聞く、まとめる、言葉にする』について語り合いました!

フライヤーでは要約のラインティング・編集を手掛け、フライヤーや他のメディアでは経営者・著者・各界のプロフェッショナル約570名にインタビューを行っている松尾さん。まさにプロフェッショナルとして日々言語化をされてる松尾さんがそのエッセンスを書かれたのがこちらの本です。

言語化はどのような仕事でも求められますが、「読む」「聞く」「まとめる」「言語化する」をそれぞれ単独のスキルではなくワンセットでとらえることが大切だと松尾さんは言います。それぞれのプロセスのつながりを意識するからこそ、アウトプットの質が上がり成果が出やすくなるというメッセージには大きな刺激をいただきました。

語り部屋では松尾さんのいつも感謝に溢れるお人柄にも触れながら、言語化の原点にある好奇心についていろいろとお話を伺いました。子供のころから好奇心は旺盛だったと言いますが、インタビューを通じてより好奇心が増したというお話は印象的でした。自分の問いかけによって相手の引き出され方が変わってくるということに面白さを感じ、それを探求の旅と表現されていました。好奇心を原点に、旅するように楽しんでいる姿が松尾さんらしいと感じました。

またインタビューをされる際に大事にしていることについても深掘りしていきました。相手に対していまこの時間をいただいているという感謝の気持ちがベースにあるというお話も松尾さんらしいと感じました。そして相手には聞きたいことをラブレターのような「お手紙」として伝えるというエピソードも大変印象的でした。相手にとっては自分のことを理解しようとしている松尾さんの真摯な姿勢を感じるとともに、何を聞きたいかということが理解できることで話をすることへの準備にもつながります。自分の準備は相手の準備にもつながるという点は大きな学びになりました。

そして伝えたい相手についても好奇心をもって理解しようとする姿勢も印象的でした。本書ではアウトプットでは「情報の受け手と伝える目的にあったまとめ方」を選ぶことがポイントと書かれていました。時にはこの人に届けたいという人を見つけて何を知りたいかインタビューをしてみるというエピソードも伺い、伝えたい人に対するリスペクトも感じることができました。振り返ってみると松尾さんの文章がすっと入ってくるのはそういう意識がベースにあることがつながり、文章を書くということの本質に触れたように思いました。

最後にはこちらの本を届けたい人について伺うことができました。自分の言葉で語りたい人はもちろん、良いチーム・コミュニティを作りたいと思っている人にも届けたいとお話されていました。人間関係の中で言葉は良い方にも悪い方にも作用します。本書を通じて多くの人が言葉に関心を持って磨いていくことでより良い関係性につなげていければという松尾さんの想いを伺い、すごくあたたかい気持ちになりました。改めて言葉を通じて人と人は優しくなれるということを感じ、日々言葉を磨いていきたいと思う素敵な時間となりました!


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