「本を囲んだ語り部屋」2022/12/26 鈴木祐さん『YOUR TIME(ユア・タイム)』
日曜朝のTwitterスペース「本を囲んだ語り部屋」
今回は鈴木祐さんの『YOUR TIME(ユア・タイム)』を取り上げました!!
時間術に関する本はたくさんありますが、この本では個々人が生まれ持った性格や思考に適した「予期」と「想起」の時間認識のタイプから自分に適した時間術を考えていきます。
未来とはいまの状態の次に起きる確率が高い変化を脳が「予期」したもの、過去はいまの状態の前に発生した確率が高い変化を脳が「想起」したもの。自分の時間認識のタイプを知ることでより自分らしい時間の使い方を見出していくことができそうです。
時間について考えると思い出すのはミヒャエル・エンデの『モモ』です。モモの物語の大きなテーマは「時間」。その中で モモの庇護者であるマイスター・ホラは次のようなことを話します。
『光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのとおなじに、人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ。』
はたして自分は心をうまく使えているだろうかということを考えながら、この年末年始を過ごしてみたいと思います!!