見出し画像

「本を囲んだ語り部屋」2024/10/6上野啓樹さん、俣野成敏さん『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?』

日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」
10/6は上野啓樹さん、俣野成敏さんの『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?』を取り上げました!

毎日を健康に良いコンディションで過ごしたいという想いは誰もが持っているものではないでしょうか?本書で印象的なのは、「栄養をもっと取る=足す」ではなく、「デトックスする=引く」という発想です。栄養過多な現代においては「デトックスする=引く」という発想から健康を考えていくことが大事だと言います。そして「ハイパフォーマンス=コンディション×スキル+運」という式で定義し、スキル以上にコンディションに目を向けることの重要性を指摘しています。

語り部屋では冒頭、モデレータ―それぞれの感想をシェアしていきました。モデレーターの一人はコンディションという「整え」には3つあると整理してくれました。1つ目は思考、2つ目は心、3つ目は身体で、それぞれがどのように整っているかを見ていくことが大切という指摘がありました。先日自分も体調の語源が気になり調べてみたところ、調という字は和合の意の語源(合)からきていると知りました。その語源から考えると、思考と心、そして身体を合わせていくことがコンディションの大事なポイントなのかもしれません。振り返ると忙しい日常の中では、その3つを合わせて捉えていることは意外にないかもしれないという気づきがありました。この3つのバランスを「合」という言葉から考えていくと何か新しい発見があるかもしれません。

そして話題は食事にもつながりました。本書でもコンディショニング実践として食事について触れられています。モデレータの一人はある人に「食事をちゃんとしていますか?」と問われてドキッとしたというお話を紹介してくれました。ただお腹を満たすためではなく、身体のために食べられているかという問いに向き合うと心もとなく感じます。明日の身体を作るために今の食事を大事にしていくことの大切さを改めて感じました。またしっかりと味わうことも大事ですね。ながらの食事ではなく、食事自体をしっかりと味わい、自分の身体と心も満たしていくことが重要だと感じました。

最後はコンディションにおける因果の時間軸と空間軸について語り合いました。ついついわかりやすい因果を求めて短期的な効果を求めてしまうこともありますが、コンディションにおいては短期ではなく中長期的な視点も大事なように思いました。本書でも「瞬間価値」ではなく「生涯価値」の基準で考えていくことが重要だと書かれています。目の前の瞬間的な楽しみを選ぶのか、先の楽しみも考えて選んでいくかは大きな違いになりそうです。また対象とする空間においても仕事におけるパフォーマンスなのか、人生全体のパフォーマンスなのかでもフォーカスするものが変わってくるかもしれません。いま無意識に着目している時間軸や空間軸を振り返りながら、違う視点がないかを考えることから自分らしいコンディションを見つけることができるかもしれませんね。


いいなと思ったら応援しよう!